いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

観客のヤジとはワケが違うぞ

2014-06-22 00:58:24 | 超・いぶたろう日記
都議会の暴言の件。
まあ、何を言ってもいいと思うよ。
女性の生き方に対して、世の中の潮流がどうであろうが、
思うところがあるなら、何もアンタッチャブルにすることはない。

ただ、公の議会の場だし、発言には責任をとってもらいたいな。
名乗り出ないんだったら、声紋でも何でもとって、
誰が言ったかくらいは明らかにしてもらいたいな。
言い方も含め、それを聞いた有権者がどう判断するか、が大事なんじゃないの。

発言の内容そのもの(これは少なくない年配男性の一般的な発想だろう、残念ながら)よりも、
言ったことに対する責任を曖昧にして流そうとする都議会の「空気」が、一番腹が立つ。
責任の所在をハッキリさせようとしないということは、
東京都議会はこういう発言を問題視していない、ということだよね。

そして、続いての流れがまあ、本当に…
こういうのはしょうがないんだろうけど…

塩村議員の過去のバラエティ番組出演とか、
そこでの発言とかが取りざたされちゃって、
なんかもう、実にいやらしい展開。
彼女がかつてタレント活動してたことが、なに、
今回の品位のない議員のヤジや、
自浄作用のない議会の実情と相殺しちゃうの?
「お互い様」扱いになっちゃうの?
それってわけわかんねえな-。

僕はこういう、鬼の首とったかのように過去を持ち出してくるの、本当にキライ。
元ヤンキーだ、元暴走族だ、元キャバ嬢だ、元AVだ…をえぐり出してきたり。
逆に元東大、元官僚、元教師、元アイドルの「転落」を嬉しそうに報じたり。
果ては出身だの、在日だの…それが何だって言うんだろ。

人間「いま」「何をしてるか」が大事なんであって、過去の栄光も汚辱も、
ましてや出生地とか民族(に貴賤を感じるヤツの方が卑しい)なんて、
まったくカンケイないだろ。
どうしておんなじ「人間」というくくりで見られないんだろ。
なんで面白おかしくラベルを貼っ付けたがるんだろう。

過去の失言とか、失敗とか、誰にだってあるもんでしょう。
消したい過去だってあるはずだよ。
そんなの、皆にバレたかバレてないかの違いでしかない。
そういう過去を乗り越えて頑張ったからいまがあるはずでしょうに。
ほんと、くっだらない。

別に、塩村議員の肩を持つわけではないけれど
(僕に持たれるまでもなく、フェミニスト集団がとっくにヨシキタメシウマでしょうから)、
なんていうか、議員も議会も自民党もマスコミもネットも、
本当に、品がない。
ナサケナイ。

黙祷

2014-06-22 00:55:43 | 超・いぶたろう日記
母校の文化祭最終日、空手部OB会に出席。
私もたいへんお世話になった、
草創期の大先輩がこの春急逝され、
故人を偲び稽古場にて黙祷をささげました。

その後は本当に魅力溢れる大先輩方とご一緒させて戴き、
皆さんと引き合わせて下さった亡き先輩の御恩に感謝しつつ、
味わい深い時間を過ごしてきました。

時代や年齢は違えど、
それを超越して当たり前に共有されている美学的な何か、
それに触れることでいつも自分は間違っていないと思い直すことができる、
力強い空間です。

何だか、色々遠回りもしてきたけれど、やはり自分の原点はここだな、と。
これを軸として生きていくことに、もうためらうこともないでしょう。

第67回の文化祭。
亡き先輩は第27回(奇しくも僕の生まれた年!)、
僕は第43回の文化祭実行委員長。
この系譜は僕の中で決して小さくない誇りだし、
それに恥じない生き方をしていきたいとも思いますね。

帰りにたまたま出くわした、
いかにも文実、という感じの現役生に声をかけましたら、
すっごく礼儀正しい、感じのいい奴らで、
僕と居合わせた後輩OBとで、
カゴ一杯の差し入れをプレゼントしたらすっごく喜んでくれました。

後輩って、かわいいですね。
こういうことですよね、T先輩。