いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

8の字固め

2005-09-21 23:25:49 | ライダーへの道!
10分経っても、送迎バスが来ない!
久々に焦ったな。乗り遅れたかと思ったよ。
渋滞でバスが教習に間に合わなかった時、キャンセルとかどうなんのかね。

さてさて、今日もやってきました。いよいよ3コマめ。
発進に手間取るクセがあるのだが、今日こそは克服したい。
「おはようございま~っす♪残念でした、この教習所で一番いい加減な男に当たっちゃったねえ。ま、よろしく♪」
今日の指導員もなかなか個性的だ。
肩の力が抜けまくってるのがいい。ま、こういう人に限って腕は確かだったりもする。
しかしこの教習所、出てくる指導員がことごとくキャラが濃いのだが、どうなってんだ?
「では、ウォーミングアップで軽く2周ほどしましょうか!」
まじかよ。まだオレ、満足に走れてないよ??
しかし指導員は戸惑うオレを尻目に、上機嫌でスタント決めながらコースにすい~っと入っていく。
「エンジン始動…前輪ブレーキ…アクセル…うおぉっ…クラッチ解除5秒前…4.3.2…」
放っておいたら波動砲でも発射しかねない勢いである。
発進の度にオレのバイクは宇宙戦艦ヤマトになるのだ。
こわごわ、走り出す。
ところが、これが体が覚えているというのか、意外とスムーズなのだ。
アタマでは発進の手順を懸命に追っているのだが、カラダはそれより早く反応している。
問題なく、2周が終わった。
すると指導員が今まで行ったことのないエリアに手招きする。

「今日は…8の字特訓です!」
ええっ!もう?
…いや、そういうもんらしいんだけど。
もう、ひたすらぐるぐる回ります。
腕も腰も内股も、走っているウチにパンパンに張ってきます。
力を抜かなきゃと解ってはいるんだけど、どうしても力んでしまうのだね。
でもこれ、すげーいい練習になるよ。
体重移動とか、アクセルワーク、クラッチの開き具合、すべてカラダで覚えていく感じ。
この指導員がとにかくやり込ませてくれるので、自分自身で納得がいく。
「バイクの運転は体重移動がカギ」とはよく言われるところだが、こういうことかと実感。

今日習ったポイントは、
・カーブでは軽く前傾姿勢
・停止・発進時共にバイクの進行方向に対して平行に足を動かす
・腕を突っ張らない
・足は常に内側に向け、タンクを挟み込んで下半身とバイクを一体化させる
・上半身はリラックス、腰から下を上手く使う

今後の課題、8の字もスラロームもクランクも、
アクセル&クラッチを意識しないで操れるようになるのが前提だ。
その辺がどーもイマイチ心許ない。
アクセルがどうしても開きすぎてしまうのだ。みんなどうしてるのだろう。
指導員も軽く握って上手く調整を…というのだが、どうもしっくりこない。
この疑問を解き、俺の目を覚ましてくれたのは果たして教習所の指導員ではなく、
我が職場にまします偉大なるバイク道指導員、T先生の一言であった。
「アクセルはね、手首でひねるんじゃなくて、ドアノブ握る感じでいいんだよ。軽く添えてちょいとねじってやればいいの」
そっかあ!ドアノブかぁ!

目からウロコたぁこのことだ。
なるほど、言われてみればよくバイクをさしてウィンウィンと手首をひねるあの仕草、
あのイメージでずっとやってたなあ。アレじゃあ確かに細かい調節は難しいわ。
ドラムのスティックでもただ握るんじゃなくて、指先のコントロールが大事なように、
バイクにもちょっとしたコツがあるワケね。
「クラッチもね、全部握り込まなくても、半クラッチの状態から少し握ってやればそれで十分離れてるから」
そっかあ。それもオレ、ことごとく握り込んでたなあ。パワー要るよなあと思ってたよ。
クラッチも握り込んでる状態からじゃあ、確かに発進にも手間かかるし、細かな調節なんてできないよね。

早速、次回から試してみよう。劇的に変わるかもしれん。

あと今日は「ハンドルを傾けた状態のままスタートし、ぐるっと一回転して元の位置に戻る」が、
最後までどうしてもできなかった。ハンドルが開いちゃうんだよね。
まあしかしたった2回乗っただけでこれだけ明白に感覚が変わるんだ、なんとかなんだろ。
明日は2コマ連続だ。頑張るぞ。
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