いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

さぼりぶた

2002-10-07 22:47:38 | いぶたろう日記クラシック
リハをさぼってしまった。
いや、わざとじゃないのよ、わざとじゃあ。
ホントは今日野球の合宿があるはずで、リハをお休みさせてもらったのね。
そんで、俺はてっきりリハ自体をなくしたもんだと思ってたわけ。
そしたら演奏だけでも合わせておこうよと、
俺なしでちゃ~んとリハに入ってたわけ。
しかもこないだのファックな台風のあおりを食って、合宿は中止になってたわけ。
いぶたろうそんなことはつゆとも知らず、 呑気に合宿代わりのイベントに行っちゃってたわけ。
夜、上機嫌で帰って来たらシュンスケから着信留守電あったわけ。

「今日、一応息吹の他はスタジオ集まってるんで、もし合宿ないんだったら来てちょーだいねー。」

マズいわけー!

慌ててシュンスケに電話して事情を話し、謝った。
そんなこったろうと思ったよと、案外すんなり勘弁してもろた。
理解があるというか、俺も読まれてるというか。
結果としてさぼっちまったんである。
常日頃から、
「バンドマンなんてバンド一生懸命やらないならタダのクズ」
と公言してはばからない俺、
そこはかとない罪悪感。。。

まあ、さておき。

ちょいと出かけた先にペルシャ絨毯の店が出てたので見て来た。
アジア衣料などでよくある、2週間限定出店形式だ。
イランの人が二人で運営していたが、
店主と思しきひとりは奥でお客さんと商談をまとめていて、
もう一人の感じの良い兄ちゃんが流暢な日本語で俺に色々話してくれた。

ペルシャ絨毯というのは世界的にも有名で、
全部手織り/手染めの至高の芸術品だ。
お値段も相当なもので、安いものでも20万強、
高いのだと350万とか600万とかザラなのだ。
これホントに全部手で織ったのか?と思う程、
じっつに細かく美しくデザインされていて、
アジア大好きの俺にとって魅力的な逸品たちである。

感触も厚手でフカフカだ。
もともとは放牧などを生業とする、
野外で巨大なテントのような住居に住む人々の知恵で、
地面にこの絨毯を敷き詰めたり、壁に吊ったりすることで、
寒さを凌げるのだという。
見れば見る程、深みがあって惹き付けられる。

欲しかった。
欲しかったんだ。

でも買える訳ねえじゃん。
不況に沈む昨今にあってもなお、金持ちってのはいるもんで、
この店でも金持ちから電話があって、
3~4枚ぽいぽいっと買ってったのだという。
総額900万円。 俺の自給1200円。
7500時間程働けば買える計算である。
毎日毎日10時間働いても2年かかる。
2年働いてカーペット3枚だ。
泣けて来た。

こみあげる涙を拭きつつ、
色んな話しをしてくれたイラン人の店員に感謝の気持ちも込めて、
ちょっと良い感じの腕時計があったので買ってみた。
2980円。これなら3時間でおつりが来る。
消費税込みで3000円にしてくれた。
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