いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

新たな血

2002-10-20 03:39:33 | Rebirth歴史資料館
今日は先日終了したラジオ番組の打ち上げだった。
ジュンイチ、おれ、イサキ、ディレクターとその知人。
例によって朝まで呑みつつ、色んなことを喋ってた訳だが、
これが実に面白かったのだ。
ボブサップからラーメンから清瀬からバンドまで。
特に朝方は、それまでの狂乱がウソのように熱くRebirth論を語り合ったのであった。
これが、よかった。
イサキというのは今まで色んな形でバンド活動を展開して来た人物で、
さまざまな体験から導かれる彼の持論はとても新鮮であった。
ネタばらししちゃうとつまらないので、それは今後の活動から汲んで貰いたいのだが、
メンバーが入れ代わり、新たな血が入ったことを実感した夜だった。

今までのRebirthに頑にこだわることなく、
柔軟に貪欲に新たな形を模索しようと思っている俺にとって、
新加入したメンバーが自分なりのアイデアを色々持ち合わせているというのは大変嬉しい。
もちろんこれから摺り合わせていく上で色んな衝突やすれ違いもあるだろう、人間だから。
特にイサキの場合は基本的にオレと考え方・価値観が何から何まで正反対だ。
しかし、根本に相手を尊重する気持ち、
議論での勝ち負けではなく相手に自分を理解してもらい、
自分もまた相手を理解することに主眼をおくこと、
これを忘れずにいればきっといいものが生み出せるに違いない。
彼がその点を十二分に知っている人であれば、 きっと新生Rebirthもうまくいくだろう。

バンドの中での議論において勝ち負けなど存在しない。
それは例えて言うなればドラクエの「さくせん」を決めているようなもので、
呪文を節約しながら命を大事にいろいろやってがんがんいこうぜ!って、
そんな全部は無理だわな。
だからその時々に応じて最適の作戦を選ぶべく論議が生まれるわけだけど、
魔法が得意な奴と打撃が得意な奴と金儲けが得意な奴とでは、
当然見方考え方捉え方が全て異なってくる。
力任せに剣でモンスターをぶった切る様な奴に、
呪文を必死に覚えて非力をカバーして戦う奴の気持ちなんて、
すぐにはわかりっこないからね。

でもパーティの目的は「大魔王を倒すこと」で一致しているわけで、
ある一つの段階においていかなる作戦を採るかを探る議論においては、
勝ちも負けもありゃしないのだ。
誰かの唱えた作戦がダメだったら、また違う作戦を練ればいいんだし、
ダメだったからと言ってその作戦の提唱者が誹りを受ける理はないのだ。
だってそいつはそいつなりに、パーティのタメを思って、
そいつに考えられる最善の策を提供したのだから。

時期やバンドの進展段階なども大きく作用するでしょう。
今までは色んな街やダンジョン回って宝探ししてたけど、
新しい武器買う金貯めるために、しばらくはこの街の周りで雑魚倒してようぜ!
とか。まさに今のRebirthだな。

俺はバンド内におけるいかなる議論についても、
そういう感覚で捉えている。
俺に用意できるベストの策を進言すればいいのだ!と。

そして12/7がまた1日近付いたのであった。


【2005年追記】
まあ、今読むと涙がちょちょぎれそうな日記である。
結論から言えば、「その点を十二分に知っている人」ではなかったわけだね。
ただの精神論好きな頑固親父だったわけだこれが。
何かってーとすぐキレてみせるしね(笑)。

この日記を書いた時点では不満に思っていても書くわけにはいかず、
なんとか呑み込んでいるのだけれど、
実はこの夜も、オレは彼に一晩中否定されっぱなしだったのである。
いわく、
「イブキの歌詞は難しい言葉が多すぎて誰にも解らない」
「もっとアホな女子高生にでも解るような歌詞を書かないとプロじゃない」
「嫌なことでもやるのがプロだ、やりたいことしかやらないというおまえはアマチュアだ」
「オレはずっと業界を見てきた、オレの言うことは絶対正しい」
「イブキのMCなんてお笑い芸人のそれには絶対叶わないし、そのせいで離れている客もいるはずだ」
であった。

よく考えてみれば、このときから同じこと言われてたんだな(笑)。
妙に「業界での経験」を自慢げに語るのも同じだ。
当時もよく知らないながら、ずいぶんとんちんかんな思い込みを、
一方的に決めつけて言う人だなあとは思ったが、
下手なこというとまたメンバー探しに行かなきゃいけねえしな、
と思い、おとなしくしていたのである。

思えばこれが間違いだった…。

ちなみに、彼のこのオレ評は最後まで変わらなかった。
この一点だけを見ても、
バンド内の相互リスペクトなんて最初から無理だったのである。
このときに気づいていればなあ。

あ、オレ、正直に書きすぎ?(笑)
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