【本郷台地の茶畑】

【本郷台地の茶畑】

 
 

ご近所さんの友人が、「明治になるとこの辺りは茶畑だらけだったって聞きますけどほんとですかね」と言うので、「当時の地図を見ると、丸が三つの茶畑記号ばかりですよ」と笑った。

写真を撮ったこの辺りも茶畑だったが、今では公園になって桜が散っている。

郷里清水ではよく茶畑で遊んだ。茶の実を拾って割ってみると硬い種子が三つ入っており、それが丸三つの地図記号「茶畑」になっている。撮影場所から東北側は水田の中に川が流れており、おそらくお茶作りに適した斜面だっただろうと思う。坂を登って高台に出ると柑橘系の庭木のある家が見られ、この辺りは郷里の山に似ている。

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【巣鴨町の木戸別邸跡】

【巣鴨町の木戸別邸跡】

 
 

木戸孝允(桂小五郎)駒込別邸跡。

地図は明治の終わりころ。

現在は豊島区駒込一丁目だが、当時の地図では巣鴨町になっている。

当時の巣鴨町はやがて豊島区の一部になるわけで、現在の豊島区(明るい部分)が山手線内の文京区へと嵌入(かんにゅう)していている理由がわかる。

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【「おいしい」の倒錯】

【「おいしい」の倒錯】

 
 

ベランダに置いたプランターで観葉植物状態になっているパセリにも定期的な施肥(せひ)が必要だと思うので、植物が喜びそうな絵柄でパッケージングされた肥料を買ってみた。

植物に必要な栄養素を子どもの頃「ちっそりんさんかり」と丸覚えしたが、肥料の成分を見ると窒素(N): リン酸(P): カリウム(K)に加えて: マグネシウム(Mg)が 7 : 7 : 10 : 1.5 の比率で配合されているという。

毎朝の食事当番を担当するようになって久しいが、料理に野菜をつけるのがめんどくさいので一日分の野菜と銘打たれた野菜ジュースをつけている。野菜の絵が描いてあって安心感を誘われるが、野菜のための栄養補給肥料にもおいしそうな野菜の絵が描いてあって、見ていると気分が倒錯する。

野菜ジュースは一日分だが、この肥料はプランターにふた握り約 90 グラム施すと 3〜4 ヶ月分の栄養があるという。しかも「ばらまくだけでしっかり効く」と政治家が喜びそうなことが書いてある。

 
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