▼表面と向こう側

子どもの頃からギザギザした向こう側の見えない窓ガラスが好きだった。
透明ガラスというのは汚れていない限りまるでそれ自体がないように透明で
ふれない限り表面はなくて向こう側の景色だけがあった。



ギザギザのガラスというのは表面がよく見えるかわり向こう側が見えない。
ガラスに見通しを拒絶されている自分がこちら側にある。
それでもギザギザのガラス近くを何かが通ると
それが何かはわからないけれどぼんやり向こう側が見える。

イヌやネコもそれが好きなようで飽くことなく眺めていたりする。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
焼き物 (桜飯)
2009-01-21 23:39:33
うちには立派な焼き物はありません。
安いものでも片っぱしから割れるんですよ。
(割っちゃってるんだけど…)
 
 
 
土器と石器 ()
2009-01-22 04:56:24
子どもの頃は石の粉で焼いた薄くて軽い石器で育ちましたが家人は粘土をこねて焼いた土器の人でした。
食器が何でも重くてびっくりしたものです。
今使っている食器はほとんどが若い頃リュックサックしょって出かけた益子陶器市で買った安物ですが分厚くて硬いのでなかなか割れません。
高いのは趣味人だった土器系の親戚からの形見分けみたいなもらい物です。
 
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