【偶然】

【偶然】

尾崎亜美最初期のシングル盤に『偶然』という曲があり、それが好きで学生時代によく聴いた。
学生時代に買ったシングル盤レコードが段ボール箱いっぱいあるので、時間の空いたときに少しずつパソコンに取り込んでデジタル化して聴いている。

尾崎亜美の『偶然』というシングル盤もあるはずなのに見つからないのでネット検索したら『旅』というシングル盤の B 面なのであり、『旅』という曲を全く覚えていないので、おそらく偶然 B 面にあった『偶然』の方が気に入ってそちらばかり聴いていたのだろう。
 
生きているということはすべてが偶然の連続とも言えるのだけれど、取り立ててこの一瞬こそが偶然と思える瞬間に出会うことはなかなかない、だから人はちいさな偶然との出会いに一喜一憂するのだろう。

10月13日の偶然。

10 月 13 日、本郷通りの坂道を登っていたら、ハローウィンの飾り付けをした花屋の店頭に、飾られたカボチャと同じ色の服を着た人がいるのでカメラのシャッターを押した。
 
そして今日 10 月 15 日、同じ坂道を登って花屋の前を通ったら赤紫の花を買おうとしている人がおり、やはり飾られた赤紫の花と同じ赤紫の服を着た人なのでよく見たら一昨日のカボチャ色の服の人なのだった。

10月15日の偶然。

久しぶりに遭遇した小さな偶然に「 ♪ 偶然……」でいきなり始まる尾崎亜美の『偶然』が聴きたくなった。

(閉鎖した電脳六義園通信所 2008 年 10 月 15 日、13 年前の今日の日記より。)

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