◉わけいかづちじんじゃ

2019年5月9日(木)
◉わけいかづちじんじゃ

清水区桜橋町の櫻珈琲が静岡県庁一階で出張販売をしているので、午後 3 時の閉店前に到着するよう調整し、編集会議前に寄ってみた。静岡県庁は久しぶりだ。珈琲をご馳走になり、編集委員への手土産を買ったり貰ったりし、南口みずの森ビルまで歩いてみた。

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翌 5 月 9 日に『あっ!朝市』を開くという青葉公園を抜けていくと青葉おでん街がある。いつも夜に客として立ち寄るので、昼間の生活風景を見ると新鮮に思う。おばちゃんが電気工事職人と談笑していた。

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青葉通りを挟んだおでん街の反対側に別雷神社という立派な社があり、なんと読むのだろうかと解説板を探したが見当たらない。神社わきにあった葵まつりのポスターに「いかづち神社」とあるので、なんだそう読むのかと思う。ともかく静岡市は歴史遺産についての掲示板が少ない。東京だとどんなしょぼい神社にも教育委員会や区が設置した解説があり、いまは寂れていても地域にはこんな歴史があったのかと学べるようになっている。

この規模の神社なら相当な歴史を経ているに違いないと思い、帰郷後調べたらやはり古い神社で、読みも「わけいかづちじんじゃ」と書いてある。地元在住者にそんな文化インフラの話をすると、きまって金に関するぼやきと、地元政治家の悪口になる。そもそも中世の資料を見ても駿河の地は争いが絶えなくて政治的に治めにくかったという。今も県知事と市長から庶民同士に至るまで悪口といさかいごとが多い。それが沈滞の根源のように見える。

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風土病なら仕方ないのでともかくとして、別雷神社脇の飲屋街はちょっと良さそうだなと思う。行政があてにならないゆえの諦観か、静岡の若者の脱力的なセンスはなかなかいい。他人事として眺めるぶんには悪くない。小商いから始めるようなことは得意だ。この土地の気候風土は人に優しい。

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静岡県男女共同参画センターあざれあ横を通ったので 1 階にある作業所の製品直売コーナーに行ったら無くなっていた。以前ここで買って大切に使った布製キーホルダーが壊れたので、同じものを買いたかったのでがっかりした。継続の一貫性がない。静岡駅南口のクリタパンでドーナツなどを買って会議室に行ったらもう編集長が来ていた。

(2019/05/09 記)

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