【夜明けの読書メモ─「朝の金、夜の金」】

【夜明けの読書メモ─「朝の金、夜の金」】

「朝のりんごは金、昼のりんごは銀、夜のりんごは銅の味がする」というのは祖母の口ぐせで、とくに歳をとって認知症の傾向、昔風に言えば耄碌(もうろく)してきてからよく聞かされた。

英国の古いことわざだという説が人口に膾炙(かいしゃ)しているけれど詳しいことは知らない。膾炙の膾(かい)はなますで生肉、炙(しゃ)はあぶるで焼肉。夜のりんごは銅の味なのですりおろして焼肉のタレに加えるとおいしい。


六義園内から本郷通りに風にのって噴き出す枯葉
DATA : SONY Cyber-shot DSC-W1

朝の読書の理解力が目覚ましいのは、昨日の余計な思い出が整理されて容量を回復した金の脳だからだろう。夜が近づくと飲み食いのことばかり考えて本など読む気にならないのは銅の脳になるだからだろう。

いっぽう負けん気の強い女房相手に朝・昼・夕と三回やる仕事場のミニピンポンは、終業前の夕方になるといわゆる「きれっきれ」で「れべち」で「かみってる」プレイが続出する。一日うごいたので金の身体になっているのだろう。

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