【芝野栄七】

【芝野栄七】
 
 

(『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2007年 10 月 19 日の日記再掲

10 月 13 日、原の砥鹿神社で行われるお日待ちに、車を運転して連れて行ってくれるという友人を待つために旧久能街道に出たらちょっと早すぎたので、入江岡跨線橋たもとにある虚空蔵(こくぞう)さんこと淡島神社の境内のベンチに腰を下ろして時間つぶしをした。

■淡島神社境内の竹箒。
撮影日: 07.10.13 4:21:36 PM
Canon PowerShot TX1

狭い境内左手に手水所(ちょうずどころ)があり石の柱に「昭和七年八月吉日」と刻まれている。

その手水所の後ろに国旗掲揚塔の石柱があり、それには「昭和八年十二月二十三日」と刻まれている。

■淡島神社境内のブリキ塵取り。
撮影日: 07.10.13 4:21:42 PM
Canon PowerShot TX1

そして境内入り口の石の鳥居には「昭和九年六月吉日」と刻まれており、淡島神社には手水所(昭和七年)、国旗掲揚塔(昭和八年)、鳥居(昭和九年)の順でほぼ 1 年ごとに寄進が行われたのがわかる。

驚いたのは鳥居に芝野栄七と寄贈者の名前があること。
芝野栄七という人は清水の魚商で、元徳川家家臣で、清水次郎長の友人(隣人)でもあり、昭和九年ということは二代目だろうか。

■明日の朝、竹箒ではいてブリキ塵取りに集められる淡島神社境内のキンモクセイ。
撮影日: 07.10.13 4:20:38 PM
Canon PowerShot TX1

そんなことをぼんやり考えながらベンチに腰掛けていると、淡島神社境内にキンモクセイの香りが漂っていた。

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