電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【スポーツと回想】
2020年6月19日
【スポーツと回想】
巨人ファンの義父も他界してしまい、最近は野球をほとんど見なくなった。昔は夢中になっていたので古い時代の野球の話はよくわかる。古い時代の数学者が古い時代に出した本に、川上監督の野球はピッチャーを替えずにみすみす負けるから嫌いだと書いていて笑った。世界的数学者らしい必勝方があったのだろう。
その数学者が相撲は大鵬より柏戸が好きで、よく負けるけれど負けっぷりがいいとも書いていた。柏戸の時代の自分はまだ幼かったので負けっぷりがいいと言われても笑えない。ただよく負けていた記憶はあり、
「なぜ柏戸はいつも泣きそうな顔をしているの?」
と母親に聞いたら
「そういうことを言うもんじゃない、この人は真面目だからこんな顔なんだ」
と叱られたのが忘れられない。
川上巨人が連戦連勝の時代であり、アナウンサーが
「どうして巨人はこんなに強いんでしょう」
と聞いたら解説者が
「そりゃそうですよ、他のチームはぜんぜん練習してませんから」
と言うので、ほんとかなぁと思った記憶もある。
スポーツの思い出はたいがいいい加減である。
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