【梅桃(ゆすらうめ)が実るとき】

【梅桃(ゆすらうめ)が実るとき】
 
 

(『電脳六義園通信所』アーカイブに加筆訂正した 2007年 6 月 7 日の日記再掲

 

静岡県清水入船町。
エスパルスドリームプラザ前で隔週開催される「あっ朝市」に農家のお年寄りがユスラウメを持って来られていた。

ゆすらうめ【桜桃・山桜桃・梅桃】
バラ科の落葉低木。中国原産。高さ約3メートル。葉は楕円形。春、葉に先立って葉のつけ根に白色5弁の小花を開く。花後、小球形の核果を結び、梅雨の頃紅熟、食用。ゆすら。漢名、英桃。(広辞苑第五版より)

■水洗いしたユスラウメ。この量で100円だった。
Canon PowerShot A620

かつてNHK朝の連続テレビ小説「あぐり」という番組があり、15 歳で結婚し吉行淳之介、吉行和子、吉行理恵を育て 90 歳を過ぎても「吉行あぐり美容室」を営まれていた吉行あぐりさんの自伝小説をテレビドラマ化したものだった。その自伝小説の題名が『梅桃(ユスラウメ)が実るとき』だった。

生まれて初めてユスラウメを口に含んだら渋くて酸っぱく、それでいて滋味があるので「(そうだ、これを塩漬けにしたら美味しいんじゃないだろうか)」と思って買ってみた。

■清水の友人がおみやげにくれた戸田塩。戸田は「とだ」ではなく西伊豆の「へだ」。
Canon PowerShot A620

前夜一緒に飲んだ友人が「 NPO 戸田塩の会」の塩をくれたので洗ったユスラウメにまぶしてガラス瓶に入れ、水の上がり方を見ながら塩の調節をする。漬け込んで 5 日経ったので一粒つまんでみたらすごく美味しい。

昔、東北の物産で桜桃(さくらんぼ)を塩漬けしたものを食べたらとても美味しかったのでユスラウメでもいいんじゃないかと真似してみたのだけど大成功だった。

■塩漬け 5 日目のユスラウメ。まだ塩が浅く果実の味が強い。
Canon PowerShot A620

インターネットでユスラウメを検索したら塩漬けしたものは風邪の特効薬になると記されているので、昔からユスラウメの実は塩漬けにされていたらしい。

吉行淳之介さんに続いて吉行理恵さんも他界されてしまったけれど、お母さんである吉行あぐりさんはどうしておられるかと調べてみたらこの 7 月で 100 歳になられるという。

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