▼質が流れていた頃

東京都北区西ヶ原一丁目。
1970年代中盤の四年間、毎日のようにこの商店街をとおって大学に通っていた。
当時の質屋のショーウィンドウには生活者が金に困って質入れして
質流れとなった品物が並んでいて、時折掘り出し物があって面白かった。

古びた写真用の三脚がヒモで結わえられて一束になっており、
「三脚」とマジックインキで殴り書きした札がついており、
よく見たらそのうちの一本がフランス製のGITZO(ジッツオ)だったりし
それは今でも大事に使っている。


    撮影日: 07.10.11 2:34:52 PM
    Canon IXY DIGITAL L2

かつてこの店にオーディオ用オープンリールデッキが
「テープレコーダー」と書かれて格安で何台も並んでいて
友人と二人で一台ずつ買って大喜びで抱えて帰った思い出がある。

「掘り出す」という感覚があった時代のことだ。

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