【ナール博士】

2020年9月4日

【ナール博士】

脳科学の本に「カリフォルニア大学のナール博士」という先生が出てきて、ああ世の中にはそういう名の人がいるのだなあと思い、脚注の引用文献でスペルを確認したら Narr だった。

子どもの頃に読んでいた漫画本の登場人物が「なるほど」と納得したとき「なーる」と言うのが妙に記憶に残り、今でも納得して感心した時は、口にこそ出さないが心の中で「なーる」と言っている。妙に気に入って身についた。

何年か前に漱石の『吾輩は猫である』を読み返していたら先生が納得して「なーる」と呟く箇所が出てきた。誰だったか忘れたけれど、昭和の時代の漫画家が漱石の猫を愛読していたか、明治の文豪が使うほど一般的だった言葉が、昭和の時代の子ども向け漫画の世界にも生きていたのだろう。「なーる」。

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