小さな双眼鏡

2014年10月14日(火)
小さな双眼鏡

00
昼休みの散歩に出て駅前の中古カメラ屋を覗いたら、ガラスケースの片隅にミノルタカメラ製の 8×18 双眼鏡が出ていた。

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ミノルタはカメラだけでなく双眼鏡も作っていたが、カメラ部門をソニーに売却した際、双眼鏡部門をケンコーに売却した。この機種は売却前、ミノルタとコニカが合併した頃に作られたらしく、本体は MINOLTA と書かれているが Konica のストラップが付いている。

02
視野が円形ではなく矩形に見える構造により薄く、左右に伸縮する構造によってコンパクトにできている。この時期ミノルタが出していた屈折光学系デジタルカメラのような雰囲気がある。

03
デジタルのコンパクトカメラに 30 倍ズームが付くような時代になったので、望遠鏡を持ち歩かなくなって久しい。親たちの介護が始まってから、日常を忘れるような旅をする機会がなくなったせいもある。

04
久し振りに双眼鏡を覗いたら、望遠鏡や望遠レンズと違って、立体視ができる双眼鏡の楽しさを思い出した。台風通過後の強風でゆさゆさ揺れる樹木の中に鳥の姿を探してみたら、動く葉の重なりという奥行きある世界にゾクッとした。

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