◉共鳴

2019年8月2日
◉共鳴

 
 

ジャニーヌ・ヤンセンの『四季』が届いた。1 パートひとりの 8 人編成で演奏されるおもしろい『四季』になっている。わが家にはもう本格的なオーディオ装置がないので、CD を買うと仕事場で iTunes にリッピングし、自宅に持ち帰った iPhone や iPad mini を BOSE のアンプ内蔵スピーカーに繋いで聴いている。それで十分な音質と音量だと満足している。家庭での音楽とはそういうライトな付き合いをし、親の介護が終わったので、あとは小さな劇場に足を運んでライブ演奏を聴きに行く。

妻と一杯やりながら聴こうとしたら、新しいアルバムのとなりにファビオ・ビオンディと エウローパ・ガランテの『四季』があったので二枚を続けて聴いてみた。演奏者と楽譜によってさまざまな『四季』があるなぁということ、そしてヴィヴァルディはすごい作品を残したんだなぁという、ふたつの至極あたりまえな感慨があった。四季のある国と時代に生まれてよかったと思う。(1:34)

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妻が手づくりしている『カード式手回しオルゴール《オルガニート・20》小品集 』の CD をお送りしているおかげで、八王子の友人が寺でのライブ演奏を聴きに行っているマリンバ奏者新谷祥子さんのマリンバ弾き語り 1st Album「シンガーソング マリンバ」をいただいた。Amazon 通販サイトには次のような解説がある。

かつて人々はわずかな木片を抱き、打ち、月にうたっていたのだから... 新谷祥子全詞曲で綴る、マリンバ弾きうたい第一章! 〜木の響きにのせて生まれた言葉たち〜 初のマリンバ弾きがたりアルバム!(Amazon より)

ピアノを弾きながら歌うのだからマリンバでも歌えて当然と思いつつ感心してしまう。ピアノの鍵盤も叩くものだけれど、マリンバの打鍵感は身体の動きを誘う不思議な力を持っている。こちらも iTunes にリッピングして聴いている。ライブ会場で体をゆするような感覚になる大音量で聴きながら休憩時間に妻とピンポンをしたら、球の弾む音とマリンバと詩が共鳴するような感覚になり、聴きながら勝手に身体が動いて、追い風参考ながら過去最高のラリー回数を記録した。(2:14) 

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血圧の薬とツムラの 68 番を出してもらいに近所の診療所に行ったら 11 日から 18 日まで連休になるという。お盆前にまとまった薬をもらっておこうという患者たちで、小さな診察室は混雑していた。玄関脇に段ボール箱が置かれて小さな手提げ紙袋がたくさん入れられ、「ご自由にお持ちください」と書かれている。薬を待っている間にやってくる患者たちの多くが紙製の菓子袋を持っており、この界隈はかかりつけ医へ盆暮れの付け届けが盛んらしい。宅配便の配送員が汗だくになって荷物の山を届けに来る。帰り道の調剤薬局も大混雑だった。

本郷通り街路樹のイチョウが一本撤去されるようでしばらく告知の張り紙が掲示されていた。今日が撤去日に決まっていたらしく、造園業者の作業車が来て仕事をしている。(11:29)

コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
私でなくて 木が・・・ (浮雲)
2019-08-02 22:16:34
「サインします」と言うので、CDを包んであった薄い透明のビニールの袋に「では、その上に書いてください、封を開けないで。友人に贈るものですから」と言い、CDには直接書かずに、CDを取り出してすぐ捨てられるビニールの上に書いてもらった。「わかるかしら?」と新谷さん。「いいんです。気持ちですから」と私。

さて、どうでした?

新谷さんの第4弾が出ました。
「Not I But The Wood ・・・」
 
 
 
気持ちの保存法 ()
2019-08-03 08:19:28
聴くためには開封しなくてはならないという冷徹な定めを学ぶ仕掛けになっていたので、迷わずきちんと写真に撮って開封しました。ものは残さず記憶を残すというやり方で、データとして大切に保管しました。
夏が終わって涼しくなったら、一度プーキーの現物を見せてもらいに行こうと話しています。
 
 
 
やはり脱帽デス (浮雲)
2019-08-03 10:30:29
ひょっとして、などという思いがよぎり・・・。
これでデータが2本になりました。
私も(念のため)撮りました(ブログカテゴリー「八王子」ゴンドラの唄、6/30、Vol.1944)が、やはり浅はかでした!
涼しくなったら、ぜひ。
 
 
 
秋の八王子 ()
2019-08-05 10:54:08
プーキーに会ったあと秋の八王子で飲むのを楽しみにしています。
 
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