電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【しゅうねい】
【しゅうねい】
「しゅうねく考え続けているのである」
と読んでいる本に書かれている。著者はすでに故人だけれど自分よりちょっと若い。
最初は誤植かと思い、待てよ「しゅうねく」なんて言葉があるのかな、あるとしたら執念深くという意味なのだろうかとも思う。
若者が「気持ち悪い」を「きもい」と言うように、「あいつ、ちょっとしゅうねくネ?」などと今風でへんな言い方をするのだろうかと思って辞書を引いたら、「しゅうねい」で「執念い」と書く項目がちゃんとあった。自分が知らなかっただけである。
「執念く」は「執拗く」とも書くようで用例のコロケーションに長塚節や有島武郎や芥川龍之介の作品があがっており、宇治拾遺物語にも出てくるので「しゅうねい」はしゅうねく古い。
「四角」が「四角い」になり「丸」が「丸い」になったような、「執念」という名詞の形容詞化だろう。
2006年11月25日 静岡県清水 庵原球場
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20 音オルガニートで
20 音オルガニートで『狩人の合唱 Der Freischutz - Huntsmen's Chorus 』
歌劇『魔弾の射手』より第3幕
作曲/C.ウェーバー
20 音オルガニートで『誰かが口笛吹いた(サンブル・エ・ミューズ連隊行進曲)Le Régiment de Sambre et Meuse 』
作曲/J.R.プランケット(フランス民謡?)
20 音オルガニートで『遠き山に日は落ちて Symphony No. 9 “From the New World”』
交響曲第9番『新世界』より第2楽章
作曲/A.ドボルザーク
を公開。
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