町歩きと動機

 裸足でシューズを履いて作ってしまった左足のマメ。痛みもとれたので今朝からウォーキングを再開した。5時になったら出かけようと本を読みながら準備していたら、4時半頃六義園内でヒグラシが鳴いた。これで朝も夏らしくなった。
 上富士交差点を出発し、本郷通りから富士神社方向に左折し、都立駒込病院脇動坂上から本郷保健所前を通り、団子坂を下って三崎坂を上る。上野桜木から東京芸大前を通って上野公園に入り、動物園前から上野公園前へ下る。不忍池の端をまわって春日通りに出て、湯島天神脇の坂を上り本郷三丁目交差点へ。右折して本郷通りに戻り、高崎屋酒店手前から斜めに旧白山通りに入る。東洋大学前を通過し、千石交差点手前でアイソトープ研究所前の道に入り、本郷通りに戻って上富士交差点でウォーキング終了。所要時間1時間12分で距離は9.29キロだった。

 上野公園には家のない人たちがブルーシートで雨露をしのぐ屋根を作って暮らしており、人生という山登りのベースキャンプ・テント村のようだ。前回、上野公園前から先は、中央通りを上野広小路まで歩いて春日通りを右折したのだが、湯島2丁目の飲食店街が吐き出すゴミと、ゴミの中から食べられるものを漁る人とカラスの姿ばかりが目につき、そんな光景を見ながらウォーキングする自分の姿を想像するのがつらいので、今回よりコースから外した。
 新聞配達をしているという若者が、仕事で仕方なく走っている自分の横を、趣味で走っている人が通ると妙な気分がすると、ツイッターでつぶやいていた。趣味で早朝走っている人だって、その後仕事で汗を流すわけで、趣味で走ることをとがめだてするには当たらないと思うけれど、家や仕事を持てない人がゴミを漁っている横を健康ウォーキングするのはやはり後ろめたい。飽食の果てのメタボ対策というやるせない一面が動機にあるからだ。

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