電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
保蟹寺山モクレン祭り
2017年3月19日
僕の寄り道――保蟹寺山モクレン祭り
お彼岸なので静岡県清水にある曹洞宗保蟹寺(ほうかいじ)に墓参り帰省した。この日は第一回「モクレン祭り」を開催すると寺の護持会から知らせがあったので苗木代も届けたかったからだ。
静岡県立大学環境サークルCO-COによる大内竹林再生プロジェクトで、生え放題になっていた竹林が整備され、十年前、山の斜面に植えたハクモクレンが開花しているという。
大内観音太鼓、餅まき、焼きそば・おしるこ・おむすび・綿菓子や飲み物による接待もあるというので駒込駅5時20分発、清水駅8時50分着の電車で朝食も取らずに出かけたが、予想以上の盛り上がりでびっくりした。大内の人々がこんなに集まったのを見るのは祖父の葬儀以来だ。
一度も姿を拝んだことのないご本尊、蟹にのった薬師如来像がご開帳されているというので本堂に上がって拝見していたら、思いがけない人に会ってびっくりした。自転車にのって偶然通りかかったそうで、蟹にのった薬師如来のお引き合わせで、こちらも初めての対面となった。
【関連する日記】2005年11月14日
■ 蟹と帰化人と薬師如来と徐福
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以前、愛知県の日間賀島に行ったとき、たしか、弘法大師だったと思いますが、鯖を持っている「鯖大師」というのがありました。
京都に蟹満寺という寺があり、ここ保蟹寺と同じく蟹の報恩譚が伝えられています。ともにご本尊が金属製で、あちらは百済仏だという話もあります。
保蟹寺の檀家総代は設楽姓で設楽さんの墓が多いです。設楽四郎左衛門という人が奥三河の設楽町のあたりから来て開いたとか。