代替品


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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eBayで安い時計を落札した。
アンティークではなく、現代時計の新品である。
中国の時計メーカーの製品なのだが、ドイツ製のとある中堅クラスの時計とそっくりな外観である。

まあそのデザインの基になっているのはバウハウス(1920年代にドイツにあったデザイン学校)なので、その中国製の時計も、コピーではなくバウハウスだと言い張ることは出来る。
実際もっと古い戦時中のアンティークにも、そっくりなデザインを見かける。
しかし現実には、そのドイツ製の時計の人気にあやかろうという意図で作られた商品だろう。

その中国の時計メーカー自体は、他社ブランドの製品のOEM生産をしていて、比較的品質が高いことで評価されている会社である。
そこが自社でもいくつかのブランドを立ち上げ、直接販売しているのだ。
グローバルな商売を展開しているようで、その出品物もロサンゼルスの支店(?)からの出品であった。

ドイツ製の本物を買うことも考えたが、その20分の1の価格で購入できる中国製を、どんなものか一度買ってみようと思った。
実際に使えるものなのか、試してみようという訳だ。

バウハウス・デザインらしい、シンプルで清潔感のある時計で、文字盤にはその時計のブランドネームが、中央部上のほうに小さく入っている。
組み合わせるベルトが黒と茶色から選べる。
黒いベルトのものを選んで、バイ・イット・ナウで落札し、そのままペイパルで送金した。

ところが、そこまで処理が進んでから、先方からメールが来た。
ちょうどこの製品は在庫がなく、中国の本社でも欠品している状態だという。
代わりに、ほんとど同一の製品で、別のブランド名で出しているものならあるが、それでどうかと言ってきた。

勧められた製品は、確かにまったく同じ外観で、写真で見る限りケースも針も同一のパーツが使われているようだった。
違いは文字盤に印刷されたブランドネームで、それも同じ位置に同じくらいの文字数で印字されている。
あちらが同じものだと主張するのもわからなくはなかった。

ところが拡大写真を見ると、もうひとつだけ、決定的な相違点があった。
よくスイス製の時計の文字盤の下の縁に小さく「SWISS MADE」と入っているのをご存知かと思う。
スイス時計協会の管理の下で入れらる、一種のブランドロゴである。
あろうことかこの中国製の代替の時計は、ここに「CHINA MADE」と入っているのだ!

最初にオークションで落札したほうのモデルは、プリントされているのはブランド名だけで「CHINA MADE」の文字はなかった。
この小さな文字は、完全にこの時計の価値を落としていた。
同じ工場で作られた、ほぼ同一の時計であることは承知しているが、この文字を見ただけで、購入する意欲を一気に失ってしまった。

「SWISS MADE」の表記には、スイスの時計業界が長期間に渡り高品質な製品を作り続けることで得たブランド力が宿っている。
仮に「JAPAN MADE」と書かれていたとしても、同じように日本人がこつこつと真面目に高品質な製品を作り続けたパワーを持つだろう。
しかし「CHINA MADE」では、たとえいいモノだとしても、製品のイメージが大幅に悪化する。
彼らにしてみれば、何とかブランド力を持ちたくて入れたのかもしれないが・・・

eBayのセラーには、代替品の方はいらないから、キャンセルして欲しいとメールを送った。
最初は上記の理由も英語で書いたのだが、上手く伝わるとも思えなかったので、やはりその行は消した。
先方はすぐに対応してくれて、キャンセル処理の完了の通知が来た。
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外国のお客


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今日はヨーロッパから来たお客と食事に行った。
初めて会う営業だ。
外人はうなぎを食べさせると大抵喜ぶ。
案の定、美味しい、美味しいとお店のおばさんにも盛んに言っていた。
するとお店の方も喜んで、何かお土産を包んで、帰る時にそのお客さんに渡してくれた。

ベルギーから来たお客だが、すごく体が大きい。
都内を歩いていても、けっこう皆が振り返るという。
グレー系のスーツに身を包んでいて、靴のみライトブラウンのフルブローグだった。
その靴が大きいのでまた目立つ。

「グッドシューズだね」
「英国製だよ」
「どこのメーカー?」
「チャーチだよ」
「ああ、それなら僕も持っているよ」

という事から会話が弾んだ。
ほら見ろ、靴くらいいいものを持っていないと会話も成り立たないぞ(笑)
「あちこちを歩き回るので、頑丈な靴でないともたないんだ」

銀座のホテルに泊まっているという。
丸の内にあるベルギーのお店に行ったかと聞いたら、昨晩飲みに行ったという。
「それよりホテルの近くにベルギーのいいビールを飲ませる店があるんだ。お前行ったことあるか?」
「えっ、それは知らない」
ここを左折して右折してまた左折して・・と説明してくれたが、よくわからない。
「この脇道にベルギーのチョコレート屋があるんだ」
「ああ、デルレイのこと?」
「そう、デルレイ、お前よく知っているな」
「あそこは美味しいから僕もたまに買いに行くよ」
「その先を曲がったところだよ。今度行こうぜ」

ほら見ろ、美味しいチョコレートの店くらい知っていないと会話が成り立たないぞ(笑)
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販売合戦


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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ある得意先の販売店から電話を貰った。
ウチのある商品がネット上で安く売られており、しかも即納と書かれているが、どういうことかと言うのだ。
電話をかけてきた得意先にも同じ商品を卸しているが、受注生産であり納期はかなり長くもらっている。

その得意先は老舗の町の販売店なのだが、インターネット販売にも力を入れており、現在はそちらの売上の方が多くなっている。
聞くと問題のネットショップとはライバル関係にあり、互いに強い敵対心を持ち、それこそ1円単位の値引き合戦になっているようだ。
片方は神奈川県にあり、ライバルのショップは愛知県と、地域が全然違うのもネットならではの現象であろう。

調べてみると、愛知県のライバルの方も、時々ウチと取引のある得意先のひとつであった。
ネットショップは実店舗とは違う名前で運営されている場合が多く、調べないと関係がわからない。
しかし問題のその商品は、そのショップには過去に一度も卸したことはなく、増してやそんな短納期で納められるわけでもない。

そのショップの専務を知っていたので、電話してウチの商品が間違った情報とともに載せられていることを話してみた。
専務によれば、ネット通販部門は専門の担当者に任せていて、自分にはよくわからないということであった。
製品の種類が大量にあるので、何をどのような形で売っているかまでは把握しきれていないのだ。
とにかくこの表示は問題があると伝えたところ、あっさり商品を引っ込めてくれることになった。

それにしても、実際に注文が入ってしまったら、どう対処する気だったのだろう。
お客には、この商品はたまたま在庫が切れてしまい、納期に1か月かかりますとお詫びのメールを送るのだろうか。
何だかウチが嘘をついたようにも聞こえる。

敵対するショップに対し有利に戦うために、何でもいいから商品をかき集めて、敵より1円でも安くして載せてしまえ、ということなのだろう。
ネット販売では画面に表示される情報がすべてだから、載せるだけでも効力を発揮する。
そういう強引なやり方のショップもあるということだ。

実は価格競争のトラブルは、過去に度々起きている。
どこどこのお店が異常に安い価格で売っているが、一体いくらで卸しているのか、どうにかして欲しいと怒りに満ちた声で電話してくる販売店もある。
そのせいで、全然売上が上がらないと言うのだ。
何とかしないともうお前のところの商品は仕入れないぞ、という脅しの意味も込められているのだろう。

しかし今回の場合、実際にはその相手には卸していなかったし、仮に卸したとしても価格は同一である。
さすがに条件が変わらないことを聞くと、あとは販売店側の問題なので、黙ってしまう得意先も多い。
しかしいずれにしても、もうその商品には旨みが無いので、販売店としては売る気が削がれてしまうだろう。
もちろん法的にもメーカーが販売価格に口を出す権利はないので、それ以上の対応できないのだが・・・

不思議なことに販売実績を調べてみると、その安く出している方のショップでも、過去にその商品が売れたという記録が無い場合が多い。
売上を根こそぎ持っていったというライバルの販売店で、売れた形跡がまったくないのだ。
販売合戦に熱くなっているのは、実は当人たちだけだった・・ということになる。
値引き合戦に陥った商品は、結局売れなくなってしまうという悪い傾向があるのかもしれない。
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日曜夜のスケジュール


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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家で続きをやろうと、会社から仕事を持ち帰っていた。
書類やデータを袋に入れて、部屋の机の上に置いてあった。
しかし結局何もできなかった。

このところ日曜日は忙しいのだ。
日中は、もちろん外出する。
日曜日しか休みは無いので、この日にやらなければならない事は多い。
靴関係とか、時計関係とか、カメラ関係とか・・・(笑)

夜はテレビが集中する。
18時からは大河ドラマをBSで放送するが、それまでに帰宅できないことも多い。
地上波でも20時から放映するが、なるべくその前に録画を見てしまう。
その間に夕食も取らなければならない。

続いて21時からは刑事フォイルを見る。
絶対外せない番組である。(たまたま今日は第5シリーズの最終話だったので、しばらく途絶えそうである。続きはいつ放映が始まるのか・・・)
また23時からはDlifeでエレメンタリー・ホームズ・アンド・ワトソンinNYを見る。
これも非常に面白いので見逃せない番組である。

フォイルの後エレメンタリーまで1時間だけ空くので、その間を利用して風呂などを済ます。
つまり夜の数時間は、やる事がぎっしり決まっており、流れ作業のようにそれらをこなしていかなければならない。
テレビを見終わると、時間はもう夜中の0時である。
スケジュールの隙間を縫ってこのブログも更新するが、明日からの日々を考えると、正直なところそれよりもなるべく早く寝た方がいい。
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くしゃみ


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僕にしては珍しく、二日連続して飲んだ。
昨日は高校の同窓会で帰りが遅くなり、飲み過ぎて多少気分も悪かった。
しかし今朝は早くから会社に出て仕事、夕刻になりMrs.COLKIDと日本橋に出かけた。
Mrs.COLKIDが誕生日で、そのプレゼントを買いに出かけたのだ。

夕食は日本橋の居酒屋でとった。
その際にまたチューハイを飲んだ。
酔って赤くなったところで、隣の席の人が煙草を吸い出した。
その煙がきっかけになり、いきなり激しいくしゃみと鼻水が出始めた。

今年の花粉症はすでに発症しているが、スイッチが入ったように酷い状態に陥った。
とにかくくしゃみが連続して出て、鼻水も何度かんでも止まらない。
まるで煙が気管に張り付いてしまったかのようで、アレルギー症状のような病的な状態である。
もうどうしようもないほど強烈で、周りの人たちも驚いて見ている。
アルコールによる酔いと鼻水とくしゃみ、さらには涙まで出てきて、滅茶苦茶な状態で帰宅した。
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午前様


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今日は高校時代の友人と飲み会であった。
先日の同期会を企画運営した幹事が集まったのだ。
僕はメンバーではなかったが、写真係を務めたという事で、特別に仲間に入れてもらった。
帰宅は0時を回った。
もう遅いので今日は失礼する。
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オリジナル


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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販売経路が凄い速度でネット通販に移行している。
・・・というのはもう古い話で、いまやネット上でも供給が需要を上回ってきたという。
これからは販売店が淘汰されていく時代なのだろう。

ここ数ヶ月、様々なネットショップと接触してきた。
そのうちいくつかとは実際に話が進み、商売につなげることが出来た。
しかし関係が上手く構築できず、結局話が途切れてしまったところもある。

ネット通販の場合、価格コムや楽天の検索などの情報で、どこが一番安いお店であるか簡単にわかってしまう。
そのためとにかく1円でも安いところに注文が集中する。
その結果値引きの過当競争が始まる。

最終的には販売店の利益は出なくなり、商売をする意味が薄れていく。
今後淘汰の時代が始まったら、「やーめた」と無責任に店を放り出す人も出てくるだろう。
簡単にお店を始められる分、簡単にやめることも出来るのだ。

過当競争に陥らないためには、他所にないオリジナルの商品を置くしかない。
この製品はこうあるべきだという、自社の考える理想を反映させた商品である。
それであれば値引き合戦になることはないし、その分多少高価になってもユーザーは納得してくれる。

もちろんそれが出来るのは製造元だけである。
右から左への商売の販売店では、自社のオリジナルを持つのはなかなか難しいだろう。
ならば販売店からのそういう要求に、製造元はしっかり応えるべきと考えた。

それを打ち出して、いくつかのネットショップに接触したところ、興味深いことがわかってきた。
売上ランキングの上位を占める、いわゆる業界のトップ10に入るようなショップ、そういうところと話しても、オリジナルには意外に興味を示さない。
彼らの多くは「安売り王」なのだ。

貴社の理想を反映させたオリジナルの製品を販売してはどうか?と提案しても、あまりいい反応がない。
そういう面倒臭いものはいらない、と言われてしまう。
ウチが売れているのは、企業努力によって他所よりも安く売ることが出来るからだという。

よく調べてみると、そういうお店はとにかく大量の商品を扱っていることがわかった。
数千点の商品をラインナップしている。
その中のひとつに誰かが引っかかってくれればいい、という考え方である。
品目が多ければ多いほどその確率は高くなるわけで、とにかく商品数を増やすことが重要になる。

要するに、ひとつひとつの商品にこだわりなど持ってはいないのだ。
多すぎて持つこともできないのだろう。
お宅のカタログに載っている製品の画像データだけ貰えばいいから、と言われた。

逆にこちらの提案に飛びついたのは、中堅どころの販売店であった。
まさにそういう商品が欲しかったのだと、オーナーが目を輝かせるショップもあった。
そういう会社とは何度も打ち合わせを開き、アイディアを出し合ってオリジナル商品を開発した。

工場で実際に製品を作る現場を見せると、彼らは喜んで興奮気味にもなった。
彼らなりに商品には強い思い入れがあり、自分の提案が現実の製品として出来上がっていくのを見るのは、ある意味夢の実現でもあるのだ。
作る方としても、作り甲斐がある。
狙い目はトップ10ではなく、中堅の専門店であることがわかってきた。
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カーディガン


D810 + PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED

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行きつけのお店で、ラルフ・ローレンのカーディガンを買った。
黒をベースにノルディック柄の入ったものだ。
数年前のデッドストックを安く手に入れた。
以前からそのお店にあるのは知っていて、いつか買おうと思っていた。

少し古いデザインにも思えるのは、僕が子供の頃、流行っていたからだろう。
スキー場のロッジに集う人達や、別荘で過ごすお金持ちがよく着ていた。
流行が一周回ったのか、今着てもそれほどおかしくはない。

手編みのカシミア100%なので、肌触りは非常にいい。
驚くのはその厚みである。
指で摘むと数ミリの厚みをしっかり感じる。
当然着るとずっしりと重い。
父親がカシミアの高価なカーディガンやセーターを着ていたが、ここまで厚みのあるものではなかった。

母親が興味を示したので、カシミア100%だと言ったら驚いていた。
これだけ厚みのあるカシミアは相当高いはずだという。
今はこんな厚みのものは見ないので、編む太い糸自体が、もう無いのではないかという。

暖かいでしょう、と言われた。
その通り、まるで発熱性の繊維で出来ているみたいに、着るとポカポカと暖かい。
同じカシミア100%でも、よくある薄っぺらいものとは別物である。
そろそろ季節的に外れかけているが(それで安く買えた)、それでも朝晩の寒い時間帯に重宝している。

いくら位するのだろうと思い、お店で聞いてみて驚いた。
アメリカでの価格が千数百ドルだったという。
当時日本で売られていたとしたら、一体いくらだったのだろう。
それをバーゲンセールで3万円ほどで買った。
いい買い物をしたようだ(笑)
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なぜか


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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先日海外から届いた時計は税金を取られた。
課税通知書を見ると、関税は無料であるが、消費税と地方消費税がかかっている。
それに通関料なるものがかかって、合計1000円ほど取られた。

さっぱり訳がわからない・・・
では今までのものは?・・と言いたくなるが、これは深く追求してはいけないのだろうね(笑)



今日の時計ベルト。
ラコ(Laco)のトリーア(Ref.861915)にカミーユ・フォルネのアンティークカーフのブラックをつけた。
カン幅は20mm。

ラコのクロノグラフは、数年前に海外から取り寄せたクオーツ時計である。
ここではまだ紹介したことは無いと思う。
時々つけて歩いている。

クオーツなので比較的安価であるが、外観は上位機種の機械式時計とそう変わらない。
ご覧のようにけっこうカッコいいし、正真正銘ラコであるし、コストパフォーマンスの高いパイロットウォッチと言える。
どうせ実際に飛行機を操縦するわけでは無いので(笑)、ファッションと割り切って、安くて使いやすいクオーツを選ぶのもひとつの道である。

純正のベルトは、リベット付きの黒のカーフに白ステッチという、この時計にはこれしかないというデザインのもの。
そのためあえて交換する必要は無いのだが、それではベルトコレクターとして済まされないだろう。
まずは順当に、カミーユ・フォルネのアンティークカーフの黒を付けてみた。

非常によく合っている。
純正に比べると、リベットが無い分ミリタリー色が薄まり、少し大人っぽくなるか。
いずれにしても組み合わせに違和感は無く、実に自然にフィットしている。
裏面カウチュなので実用性も高い。

ただし残念ながらこのベルトは既に廃番になったそうで、現在は流通在庫でしか入手できないようだ。
2016年にアンティークカーフからヴォーマットという名称に変更になったようだが、そのヴォーマットも昨年末に生産中止が発表されている。
カミーユ・フォルネの中ではもっともポピュラーな製品のひとつなので、もしかすると後継機が出るのかもしれない。
つや消しで表面にざらつきのある特殊な革が使われており、最初はその感触に違和感を持ったが、今はお気に入りのベルトのひとつになっている。

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表示


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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ネットの画面の端に、以下のような広告が表示された。



思わず吹き出してしまった。
二百数十万円のパテックと数千円のクオーツ時計が並んで表示されている。
僕が普段どのような検索をしているか、一目でわかってしまう(笑)
しかしこの広告表示には、現在のネット広告の問題点が表出しているように思う。

僕の検索履歴をもとに、何らかのロジックに基づいて、コンピューターが表示するアイテムを選んでいるのだろう。
まあ今回の場合は、過去に一度閲覧したものからピックアップしているだけなので、「この製品を思い出してくださいね」という程度の意味合いである。
確かにパテックは数日前に見たし、もうひとつのクオーツ時計も過去に何度か見ている。
同じカテゴリーに属する製品ということで、並べて表示したのであろう。

しかしこれだけクラスの違う製品を、簡単に一緒に表示してしまう無神経な結果には、やはり違和感を持たざるを得ない。
選別するロジックが未熟なのだろう。
(何でもありの検索をする僕の嗜好が、まともに反映されてはいるのだが・・・)
AI的な凝ったロジックを持つ機械には、どうしても「人格」のようなものを感じてしまう。
それだけに素っ頓狂は結果を見せられると、「こいつ少し馬鹿なんじゃないか?」という気持ちになる。
あるいはこれは、機械が考えた高度なジョークなのだろうか?

この小さな画像で見る限り、製品の差異がほとんど分からないのも、ある意味ショックである。
この二つの時計、素人が見たら、何故金額にこんなに差があるのか理解できないであろう(笑)
同じ機種のデザイン違いと言っても通じるほどよく似ている。
まあ実物を並べれば、さすがに品質の差はかなりあると思うが・・・
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完全なお休み


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今日は一度も外に出なかった。
一日のんびりと過ごした。
何となくネットを見たり、テレビを見たり・・・
見事に完全にお休みした。
たまにはこういう休日もいい。



久々に「今日の時計ベルト」。
新たに手に入れたコルトベルトのアンティーク(スモール・セコンド)にジャン・ルソーのカーフのベルトをつけた。
最近オークションで落札した時計のひとつだ。

ご存知個人的にお気に入りのブランドであるコルトベルトだ。
スイスでは10指に入る歴史あるメーカーであるが、現在は事実上存在していない。
数年前はeBayにも数点しか出ていなかったが、今はなぜか100を超える数が出品されており、検索のフィルターにもコルトベルト(Cortèbert)のメーカー名が加わっている。
どこからこんなに湧いてきたのだろう?(笑)

この個体は40年代のアンティークで、文字盤もリューズもオリジナル、カン幅は17mmである。
ムーブメントは15石のコルトベルトcal677で、意外に正確に動く。
狂いは一日数十秒といったところで、十分に実用性がある。
実際すでに日常に使用している。

ベルトの方は何年か前にジャン・ルソーにオーダーしたもの。
元来高級時計用のアリゲーターベルトを得意としているメーカーだが、僕はいつもカーフなど安価な革を主体にお願いしていた。
当時はこちらの我儘な希望をいろいろ聞いてもらった。
こちらは明るいブラウンのカーフに生成りのステッチを手縫いで入れてもらったものだ。
とても品質が高いのが写真からもわかる。

金メッキされたケースには、本来こういう色のベルトは合わせないのだと思う。
カーフだとしても、黒かダークブラウンでまとめるのが一般的だ。
この組み合わせは、いわゆる「外し」といえる。
しかし同色系のため、意外に上手くマッチしている。
こういう自由なコーディネートは、現代におけるアンティーク時計との新しい付き合い方のひとつと言えるだろう(笑)

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法事


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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父親の13回忌の法要を行った。
家族でお寺に行き、お経を読んでいただいた。
それから近い親戚のみ数人で、銀座の行きつけの和食店で食事会を開いた。

法事の引出物(と呼ぶのかな?)として、虎屋にお願いして「縁高折」というものを作ってもらった。
弔事用の特別注文商品で、杉の箱に生菓子を詰めたものだ。
包みを開けてみて迫力にビックリした。



中はこうなっている。
さすがに虎屋だけあり餡が絶品だ。
夕食はお茶にこれを食べて済ませた(笑)


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変化


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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僕の場合、時計本体より時計ベルトの方に興味があるのはご存知の通り。
時計を見る際に、どのようなベルトが似合うかを、常に考えて選んでいる。
この時計にはあのベルトがいいかな・・という見方をするのだ。
そこが普通の時計好きとは異なるところだ(笑)

久しぶりに時計の趣味を始めてみて、以前と比べていくつか変わった事があることに気付いた。
当然のことながら、数年の間にはいろいろ変化がある。
(ちなみに今回はこの趣味にそれほど深入りする気はないのだが・・・)

まずeBayの出品画面で、時計のラグの幅を書く欄が設けられた。
これは以前より何度かここで指摘していたことだ。
同じ要望を持つ人が他にもいたのだろう。
今は出品者が書き込みさえすれば、アイテム詳細の項目にベルトの幅も表示されるようになった。

また以前僕がここで紹介したベルトの一部が、すでに手に入らなくなっていることもわかった。
このブログでは過去にかなりの数の時計ベルトの装着例を紹介している。
「今日の時計ベルト」でブログ内検索をすれば、その記事が大量に羅列され、様々な組み合わせ例を閲覧することができる。
しかしその情報が、既に古くなっているということだ。

まあ、新製品に入れ替わっていくのは仕方の無いことである。
たとえばカミーユ・フォルネでは、コードバンやコノリーなどいくつかの革が廃番になった。
資材の革が入手できない、あるいは品質が不安定であるという理由であろう。
自然のものである皮革ではよくあることで、同じ名前で売られていながら、ロットによって色味が異なる事も多い。

もうひとつ分かったのは、以前もここで紹介した(2013年2月27日の日記)シチズン製のスイープ運針クォーツを搭載したブローバ、それの新機種が、国内でも発売されていることだ。
UHF高精度クォーツムーブメントを搭載したミリタリーというなかなか魅力的なモデルも出ている。
個人輸入で購入すると、価格もさらに魅力的になる(笑)
何しろクオーツなのに、秒針が流れるように動くのだ。
どうせならもう少しアンティークを意識したサイズにしてくれると嬉しいのだが・・・
それにしてもシチズンは、フレデリック・コンスタントを買収したりと活動的で感心する。

さて、もうひとつ分かったのは、自分の老眼が進んでいるということだ。
(上記の日記のリンクはちょうど4年前である)
以前はきれいな時計が欲しくて、文字盤をリフィニッシュしたものでもかまわず買っていた。
写真で撮ることが前提にあったからだが、これは日本のアンティーク業界では常識から外れたことで、リダン(修復)した時計はアンティークとしては評価が低くなる。

今回は実際に腕につけて歩きたいという希望があり、なるべくきれいなものを選んではいるが、それよりも使える(日差が実用面で許せる範囲に入っている)ことを重視している。
そのためダイヤル全面に細かい錆などが浮いているものにも入札した。
形が気に入れば、そういうものも候補に入れているのだ。

ところが届いてみると、意外にその汚れが気にならない。
小さすぎて見えないのだ(笑)

オークション画面では、細部まで見せるためにマクロレンズで撮影した拡大画像を載せている。
しかし実物は意外に小さくて、眼鏡を外して顔を近づけて、念入りに確認しないと細部が見えない。
むしろガラス表面の傷の方が目立つのだが、多くのアンティークは風防部分を新品に交換してある。
文字盤はともかく、風防の傷は全体の印象を左右することを、出品もよく心得ているのだろう。
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特効薬


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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ブログに画像を登録していて、突然ブラウザ(Microsoft Edge)が返ってこなくなった。
間違えて縮小前の巨大な画像データを送ってしまったのがきっかけであった。
しばらく待機中のまま反応が無く、まあエラーが出るだろうと待っていたが、そのままブラウザが動かなくなってしまった。

ブラウザ自体のジョブを一度キャンセルして、再度プログラムを立ち上げてみた。
しかし枠内に白い画面が出て、何も表示されない。
パソコン本体を一度落として、もう一度立ち上げてみた。
大抵はそれで何とかなるものであるが、それでも駄目だった。
ブラウザがまともに動かなくなってしまった。

大きなデータを送ったのがきっかけなので、それが悪さをしているに違いない。
伝送データが一定量を超えたところで処理を中止するルーチンが、何かの条件が重なって上手く働かないのか。
そんな事を考えながら、いろいろ試してみたが、どうしても復帰できない。
やむなくその日はメインのコンピューターを使うのは諦めて、予備機のノートの方でいつもの作業をこなした。

翌朝になり「まてよ」と思って、前回ネットが繋がらなくなった時にみつけた方法を試してみることにした。
みつけたというのは正しくはない。
あの時は散々悩んだ挙句、突然直ってしまったのだ。
後からコメントで指摘していただき、そういえばそれをやったな・・と思い出した次第である。

今回は少しパターンが違うのだが、もしかすると・・という希望はあった。
具体的には、パソコンの電源を落とす際に、「シャットダウン」を選ばず、「再起動」のモードを選ぶのだ。
たったそれだけである。

早速「再起動」モードでのシャットダウンを実行してみた。
一度シャットダウンして、そのまま途切れずにマシンが立ち上げ作業を開始する。
普段は滅多に使わないモードである。
案の定、今回もそれであっさり直ってしまった。

なぜそれで直るのか分からない。
普通にシャットダウンして、それから手で電源ボタンを押して、立ち上げ直したのでは駄目なのだ。
そのまま連続して立ち上げの作業に進むことで、何かの条件が変わるのであろう。
どこかのエリアがクリアされるとか、繋がっている機器のどれかとのやり取りが上手くいくとか、そういう単純な理由だと思う。

はっきりした理由が分からないので、一種の裏技とも言える。
いずれにしても、自宅のWindows10のマシンには、このやり方が特効薬と言えそうである。
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その後・・


D810 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED

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先日アマゾンでDバックルを購入したことを書いた。
複数のお店から取り寄せたら、大きい箱がいくつも届いたことに苦情を述べた。
するとその翌日、アマゾンから梱包に関するアンケートというメールが送られてきた。
購入したDバックルの梱包形態に関する意見を聞かせて欲しいという。

これって偶然なのだろうか??
偶然ではないとしたら、自社が話題になっているブログをチェックして、最近の購入者リストから書き手の見当をつけて、意見を聞くメールを送る・・なんてことをやっているのだろうか。
まさかと思うがAIを駆使すれば出来るのかも。
少し気味が悪いので、返事はしていないのだが・・・

ところでDバックルであるが、もっと安いものをみつけた。
以前は定価が3000円以上して、一番安かった大阪の時計ベルト専門店で買っていた。
それでも高くて、手持ちのベルトすべての分を揃えることは無理だった。
ところが久しぶりに再開してみると、安いものはアマゾンで千数百円程度で売っている。
随分安くなったなと思い、いくつか購入したのだ。

ところが海外オークションでとんでもない価格で売られていることがわかった。
送料込み200円~300円という、文字通り桁の違う価格である。
もちろん売り主は中国である(笑)
品質的に使えるものなのか、それ以前にちゃんと届くのか、とりあえずいくつか発注してみた。
それについては届いたらまたレポートする。
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