くしゃみ


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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帰ってきている・・・が、風邪をひいてしまった。
一昨日、寒い中で何時間かパソコンの前に座っていたのが原因であろう。
鼻水とくしゃみで酷いことになっている。

帰りのバスの中で、薬はないかとカバンの中を探ったところ、2種類の漢方薬の包みが出てきた。
何に効く薬なのか、どこにも表記されていない。
仕方なく携帯で名称を調べたら、その内のひとつが、鼻水とくしゃみに効く薬だと分かった。
それを飲んでみたら、少し楽になった。

帰りに薬局に立ち寄り、即効性のある薬を買ってきた。
とにかくそれを飲んで、今日は早く寝ることにする。

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名刺


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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名刺を2種類持っている。
肩書きを変えているわけではない。
紙の質が違うのだ。
型押しの入った厚みのある立派なものと、エコロジーに配慮した再生紙の薄手のものだ。

厚みのある方は、父親の時代から使っているもので、地元の印刷屋さんに頼んで数日かけて作ってもらう。
今時・・と思われそうだが、薄っぺらいものでは通用しない場合もあるので、一応用意している。
薄手の方は、カタログ通販などで頼むと、翌々日には出来上がってくる、ありきたりのものだ。
広く配る時などは、もっぱらこちらを使っている。

自分でカラフルなものをデザインして、プリンターで印刷していた頃もあった。
しかしインクの耐久性がわからないので、最近は滅多に作らなくなった。
色褪せた名刺ほど、情けない印象を与えるものはない。

現在使用している二つの名刺に、機能面での差はないわけだが、手に持った感触は全然違う。
問題は相手の受け取り方である。
薄手の名刺を、ちゃんと環境に配慮していると見るか、単にコストを削っていると見るか・・・
ものを作る会社の場合、迂闊にエコにばかり走るわけにもいかない。
厚みのある凝った名刺の方を、さすが細部まで品質にこだわっている、と判断される場合も多いのだ。

ビジネスホテルの部屋に入ると、入ってすぐの壁にカード式のキーを挿し込むホルダーがあって、そこにキーを入れた状態で初めて電源が通じるようになる。
キーが入っていないと、灯りもつけられないわけだ。
合理的ではあるが、ちょっと部屋を出るだけでもすべて消えてしまうので、少々不便でもある。
フロントに用があったり、洗濯物を取りに行く時にも、空調など電源を入れなおさなければなず、充電中の機器もやりなおしになる。

そこで最近は、ちょっと下に降りるくらいの時は、カードキーの代わりに名刺を挿し込むことにした。
それでも機械は騙されて、電気が通じたままになる。
誰でも知っていることなのだろうが、僕はホテルの人から教わるまで知らなかった(笑)
てっきりキーの磁気データを読み込んだ上で、動作していると思っていたのだ。

ところが、挿入する名刺が薄手のものだと、機能がうまく働かず、電気が遮断されてしまうことがある。
光センサーなのか、スイッチ式なのかはわからないが、紙が薄いと感知が不安定になるようだ。
厚みのある紙の名刺を挿入すれば、機械が完全に騙されて、カードキーだと思い込んでくれる。
厚手の名刺と薄手の名刺の、機能面での違いが、ひとつはっきりした事になる(笑)
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出張中


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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出張先で忙しくしている。
なかなか時間が取れなくて、ここを書く暇がない。
ホテルのテレビでDlifeが見られるのは救いだ。
パソコンをいじりながらテレビを流している。

ニコンの58mmf1.4だが、以前絞り開放で点光源を撮影したらどうかというリクエストがあった。
それで何枚か撮っておいたサンプルを載せておく。
個人的には少しだけ絞ったところが好きだ。


1/250秒 f/1.4

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1/640秒 f/1.4

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1/125秒 f/1.4

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黄色い雲


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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いつも通り、九州に出張に来ている。
午前中は会社に出て、午後から羽田に向かった。
会社では異様に忙しくて、メールへの対応だけで終わってしまった。
どこかで商品が紹介されたらしく、問い合わせのメールが大量に来たのだ。

空港に向かう途中、急に黄色い雲が出て辺りが暗くなった。
異様な雲だと電車の中で見上げていたが、駅で降りて改札を抜けたら、その数分の間に土砂降りになっていた。
それ以降、急激に気温が下がったようだ。
空港の施設の中に入ってしまったので、外の気温はわからないが、飛行機に乗り込む際、ボーディング・ブリッジの隙間から一瞬冷気を感じた。

九州に着いて最初に、寒いな・・と思ったが、恐らく東京も寒いのだろう。
ブルゾンの下にセーターを着てきて正解だった。
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自由に動く日


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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寒くなるようなことを言っていたのに、意外に暖かい一日であった。
厚着をして出たので汗をかいた。
天気も大荒れという話であったが、今のところ比較的穏やかだ。
日中は風が強めではあったが、青空が広がっていた。

朝早くから家を出て、いろいろな用事を済ませた。
来週は出張なので準備を済ませた。
夕刻になって床屋に行った。
いつも月初に行くのだが、先週は奈良に旅行していたため行けなかった。

今月はなぜか忙しくて、日曜日がすべて埋まっている。
今日は唯一自由に動ける日であった。
明日から寒くなるらしい。



宮城興業にお願いした謹製誂靴の第二弾である。
今回は前々より欲しかったホールカットにした。

デザインはチゼル・トゥのCSシリーズから、ホールカットのCS-108。
甲革は仏アノネイ社のフレンチカーフのブラックにグレードアップした。
さらにつま先にはメダリオン(穴飾り)を追加してもらった。

ソールはレザーであるが、中央部のみ滑り止めのラバーを張ってもらった。
ヒールは斜めにゴムの入ったもので、今回もオプションの「吟積上げ」を選んだ。
フォーマル色の強い靴なので、ダブル底にはせず、むしろ薄さを強調する方向を目指した。

ウエルトは「平」としたが、コバ(側面)は「両爪+両フマズ丸」にした。
先端部は両爪、土踏まずの辺りは丸く加工するという、途中から形状の変わる凝った作りである。
出し縫い糸は黒にしたが、ウエルト、コバ、革底の色は濃茶にした。
甲革の黒と僅かに色を変えて、フォーマルさを少しだけ弱めてみたのだ。
実際、微妙なスパイスとして、この変更が効いている。

裏革は赤にして、今回は敷革に「謹製誂靴・和創良靴」と刻印を入れてもらった。
また靴底にも小さく「日本国山形産」と入れた。
もちろんそれらの刻印は、最初から選択肢として用意されているものだ。
以上、追加料金のかかったオプションは、アノネイの甲革、メダリオン、吟積上げである。

ホールカットはCSシリーズにしかないので、デザインは必然的にCS-108になる。
オプションで、トゥの形をラウンド型に変更することも出来たが、それだとシャープさが薄れて、のっぺりしてしまうと判断し、そのままチゼル・トゥでいくことにした。
結果的には正解であった。

偏平足の僕の足なので、どんなものになるかと思ったが、意外なほどスマートでカッコいい。
25.5の2Eをベースにして、幅を数ミリ広げて調整するという、基本設定が正しかったのだろう。
ホールカットは装飾がないため、先端部を無地のままでいくと、ちょっと僕では使いこなせないと思い、メダリオンを入れたのだが、それが程よいアクセントになっている。

何といっても、甲革にアノネイのボカルーを選んだのが大きい。
高価なオプションではあるが、磨けば光る革である。
この写真は、箱から出したままの、何もしていない状態で撮影した。
ホールカットならではの、つなぎ目の無い広い甲革を、どう料理してやろうかと、今から腕が鳴っている(笑)
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有効期限


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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朝から仕事に出ていたが、事務所が寒くて参った。
そういう季節になったのだ。
運転する時も、シートヒーターが必需品になっている。

先日、ある金融機関の上の方の人と話した。
僕はお金の事に関してはまったく素人で、とんでもない事を言うようで申し訳ないが・・と前置きして、
「お金に有効期限をつけてはどうなのでしょう?」
と質問してみた。

経済はエンジンのようなもので、お金を回さなければ、燃料を与えないのと同じで、エンストしてしまう。
ところがお金を隠し持ってしまい、使おうとしない人が大勢いる。
先行きが不安なので、余計にその方向に走る。

しかし、当人は考えてもいないだろうが、お金を使わないこと自体が、実はある種の犯罪行為なのではないかと感じることがある。
自分と身内だけ生き残ることを考えて、社会に生きる一員として、世の中に貢献するという概念が薄いのではないか・・という話になったので、その質問をしてみたのだ。

お金に有効期限があり、それを過ぎると価値が消えてしまうとしたら、大慌てで使わなければならない。
寝たきりの老人が、こうしてはいられないと、飛び起きて使おうとするだろう。
一定額以上使った人には、税金を免除するなどの特典を与えてもいい。
何もお金を取り上げるのではなく、回す為の仕組みを作ろうということだ。

もっともこの話をすると、こちらが驚いてひいてしまうほど、怒り出す人がいる。
お金を持っている人には、これは土台から崩されるような、とんでもない話なのだろう(笑)
自分にお金が無いから、人にも無いと思ったら大間違いで、生き残るための資金はしっかり確保している人は多い。
オレオレ詐欺に引っかかったお年寄りから、1千万単位のお金がどんどん出てくるのが、それを物語っている。
以前同じく銀行の人が、金融機関だからわかりますが、皆さんかなり現金は持っていますよ・・と言っていた。

「あくまで仮の話ですが・・・」
と前置きして、その人は話した。
まず銀行預金の上限を決めます。
それ以上預金することは出来ない、という法律を作るんです。
その上で、デノミを実施します。
すると、どこにこんな現金があったのか・・というお金が、どんどん出てきますよ。
脱税して隠していたお金も一網打尽でしょう。

という、専門家なりの意見を話してくれた。
やっぱり普段からそういうことを考えているのだと驚いた。
ただし今後は、預金を崩さなければ、年寄りが生きていくのが難しい時代になるので、預金額はどんどん減少するだろうという。
10年くらい後には、世の中はかなり変わっているはずだという見解を教えてくれた。
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驚き


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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納車から数日、120iに乗ってみたが、少なからず驚いている。
もう車は卒業したと思っていたが、ついつい面白くて、アクセルを踏み込んでしまう。
エコロジーの時代に、こんなことではいけないとは思うが、我慢するのが難しい。
工業製品として、こんなに完成度の高いものに接するのは、本当に久しぶりだ。

そもそもE36の3シリーズに初めて乗った時にも、同じ事を感じた。
圧倒されたと言っていい。
世の中にこんなものがあるのか・・と思った。
20年近くも前の話だ。

しかしその後もBMWを乗り継いでいるうちに、ボディが巨大化していったこともあるが、それほどの新鮮味を感じなくなった。
最初に感じた、圧倒的なアドバンスは、失われたかに見えた。
そろそろ周りが追いついてきたのではないかとも思った。
エコロジーの時代になり、スポーティでかつ高級・・というコンセプトそのものが、もう古いのではないか・・とさえ考えた。



しかし今回の120iは、久しぶりに熱いものを感じさせてくれる。
熱い・・という言葉は正しくない。
もっと理性的で静かな感動がある。

分析すれば、高度にバランスされている、としか言いようがない。
先日も書いたが、運転した時の「当り」は以前乗っていた5シリーズに近い。
アクセルを踏み込んだ時に得られるパワー感は、330を凌駕している。
高速での直進安定性は、旧型120にプラス30キロほどアドバンスを感じる。
小ささゆえに、当然小回りも効く。
そしてこの燃費である・・・
ベーシックな1シリーズに、こんなに惜しげもなく性能を与えたら、他の車はどうなってしまうのだろう・・と不安になった。

バランスだけでは言い表せない、プラスアルファを感じる。
恐らく一番重要なポイントは、この車が「小さな後輪駆動車」であることだ。
すべての性能が、スムースかつストレートに、路面に伝わっていく。
だから気持ちがいい。

過給器付きエンジン特有の、ターボラグは確かにある。
一瞬遅れて、モリモリとパワーが湧き出てくる。
しかしその分を見越してアクセルを開けるコーナリングの楽しいこと・・・
横方向のGが消えていくのと同時に、車が地面を蹴って前に進んでいく。
思わず頬が緩んでいる自分に気付く。

今日、書類を取りに来たディーラーの人に聞いてみた。
1シリーズがこんなに楽しいのなら、もっと上のシリーズはどうなのだろうと思ったのだ。
すると、いろいろなモデルに乗っているが、実は一番面白いのは120と135なのだと教えてくれた。

ボディが軽いことが、一番大きな理由だという。
エンジンは小さくても、相対的に性能が高くなるのだ。
その辺でバランスされているところが、僕の腕にも合っているのだろう。
まだ試していないこともあるでしょうから、まだまだこれから驚きがありますよ・・と言って、彼は帰っていった(笑)



納車の少し前、奈良でレンタカーを借りた。
国産の女の子向けの車だった。
ハンドリングという概念はなく、アクセルというスイッチを押すと、のろのろと前に進む機械・・という感じだった。
車なんてこんなものだろう・・と甘く見てしまったのも、今回驚きの大きかった理由かもしれない(笑)
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技術


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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靴磨きのお店があったので入ってみた。
ゴアテックスのソフトな靴を履いていたので、磨くのに適してはいなかったが、聞いてみるとそれでもいいという。
ならばひとつ技術を見せてもらおうというわけだ。

小さなスペースの奥に、3つ椅子が並んでいる。
段をひとつ上がった、かなり高い位置だ。
そこに腰かけて、両足を金属製のプレートの上に乗せる。
両足が宙に浮くので、少し不安定な状態になる。

磨くのは、歳のいった老練そうなおじさんである。
これは楽しみである。
いくら作業料金がかかり、どういう磨き方をするのか・・それを見てみたかった。

まずは、靴ひもを丁寧にまとめて、汚れないように、足との隙間に挟み込んだ。
さらにズボンの裾を折り返して、靴を露出させる。
水を染み込ませた布を取り出し、靴全体の汚れを拭う。
革の表面に水が少し残るほど湿らせてある。
(このやり方は靴の革の種類によるのだろうが・・・)

ここまでが準備段階で、いよいよ靴磨きが始まる。
まずは歯ブラシに黒いクリームをつけて、靴の周りに塗っていく。
アウトソールとウエルトの間くらいの位置に、一周ゴシゴシと塗った。
次に大きめのブラシで、そのクリームを全体にのばした。
靴下が汚れないように、ぎりぎりのところまでクリームをのばす。

そして布を一枚取り出して、2本の指にギュッと巻いた。
余った部分は捩じって、テンションが緩まないように指の根元に巻きつける。
やはり指に布を巻きつけるのは、靴磨きでは重要な儀式のようだ。
その指で靴の表面をこすり、クリームを全面に塗りこんでいく。

布が汚れると、指に巻きなおして、どんどん新しい面に替えていく。
それを意外な程頻繁に行う。
1枚の布を、1足のために使い切る。
どうもこれが、コツのひとつのようだ。

ところが、靴全体にクリームを行き渡らせたところで、いきなり「はい、終わりました」と言われた。
え、これでおしまい?・・・と少し拍子抜けした。
まだほんの5分程度だ。

金額(700円だった)からいうと、この程度なのだろうか・・・
しかしこれくらいなら、普段自分でもやっている。
普段どころか、毎晩やっているぞ(笑)

得るところが、まったく無かったわけではない。
ブラシの使い方や、指に巻いた布の扱いについては参考になった。
でもなあ・・・

もしかすると、最初から最後まで、僕がじっと観察していたのが悪かったのかもしれない。
技術を盗まれるかと、おじさんが警戒したのかも・・・(笑)
次回は、磨き甲斐のあるちゃんとした靴を履いてきて、もう一度トライしてみようと思った。
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撥水


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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佐野のプレミアム・アウトレットのスコッチグレインに立ち寄った。
また衝動買いするのではないか・・という不安はあったが、ここまで来て見ずに帰るわけにもいかない(笑)
一通り見て、何も買わず、まずは一度店を出た。

それから、同じアウトレット内のリーガルに行く。
こちらも一通り見るが、グレードはスコッチグレインの方が少し上の印象がある。
そこでリーガルを出て、再度スコッチグレインへ・・・

いくつか欲しいものはある。
外羽根式プレーントゥのカジュアル系の靴だ。
カタログ上では見たことのないモデルである。
しかしこの前、栃木レザーの革を使った同じ形の靴を衝動買いしたばかりだ。
それもまだ下ろしておらず、新品のまま箱に入ったままなのに・・・

どうしようかと悩んだが、このタイプは、海外製の少しいいものを買いたいと思っていたので、今回は止めておくことにした。
中途半端なものを買っても、どうせ使わないのだ。
それより前から欲しかった、仕事で使う雨用の靴・・・そちらの方に興味が移る。

アシュランスの木型を使ったシャイン・オア・レインというシリーズの靴を、いつか買おうと思っていた。
意外に雨の日に履ける実用的な革靴を持っていないのだ。
せっかく来たのだし、通常より安く売っているわけだし・・・(笑)
店員さんに頼んで、雨に強い靴をいろいろ見せてもらった。

現行のカタログにない、Uチップの雨用紳士靴があった。
撥水加工された革と、ラバーソールを組み合わせたものだ。
聞くと、アシュランスの木型とは少し違うものを使っているそうで、同じ3Eではあるが、長さが0.5mmほど長く、幅が多少タイトになっているという。
つまりその分カッコいいということだ。

僕の口からアシュランスの木型という言葉が出たので、この人ある程度わかっているな・・と判断したらしく、会話が専門的になり、より詳しいことを教えてくれる。
その解説が気に入って、買うことにした(笑)
技術的に納得させられると、どうしても欲しくなる。
・・・うまく乗せられたのだろうか??

試着してみると、確かにアシュランスよりタイトではあるが、むしろ足にピッタリとフィットした感じである。
これならいける!
ビジネス用として持っているのは、黒のストレートチップやクォーターブローグなどだが、たまにはUチップというのも面白い。
教科書によれば、Uチップは仕事に使うには少しくだけ過ぎのようだが、雨天限定だし、まあ許されるだろう。
雨の日の密かな楽しみになるかもしれない。
(店員さんからは、晴れの日もガンガン使って欲しいと言われた)

スコッチグレインの撥水革の靴を買うと、防水スプレーは決して使わないように・・という注意を受ける。
いつもお店でお客さんが説明を受けているのを、横で聞いていた(笑)
今まで理由がわからなかったが、レザー内部まで浸透させてある撥水加工が、スプレーの薬剤と化学反応を起こしてしまうのだそうだ。
原因が判明するとまた欲しくなる(笑)

手入れは乳化性クリームのみになる。
「この革は磨くと光りますか?」
これは核心を突く質問で、店員さんも一瞬返答に困り、実はあまり光らない・・と教えてくれた(笑)
撥水加工した革は質感が悪く、磨いても光らないので革フェチには不評なのだ。
時計のベルトも、耐水処理を施したレザーは、質感の悪いものが多い。

持ち帰って早速クリームを与えてみた。
表面の撥水加工を痛めないように、ブラシは使わず、手と布で丁寧にすり込んだが、案の定仕上がりは芳しくない。
無色のクリームで仕上げたが、光沢がほとんど出なかったので、ブラックで再度磨いたが、やはり駄目。
どんなに磨いても、無機質な艶消しの状態に変化は無い。

これは噂通り、磨き甲斐のない革である(笑)
僕は靴マニアというより革フェチなので、磨いても輝いてくれない革はあまり好きになれない。
しかしこの撥水レザーに関しては、モノトーン調のちょっと変わった質感で、これはこれで面白いかとも思っている。
ひとつくらい持っていてもいい靴だろう。
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階段


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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今回の大阪・奈良の旅行には、D800EにAF-S58mmf1.4を付けたものと、ジッツォの2型カーボン一脚を持って行った。
中途半端な装備ではあるが、なるべく軽装で行こうと思ったのだ。

しかし結局一脚は撮影には使わなかった。
明るいレンズなので、絞りを開き気味にして、なるべく軽やかに、手持ちで撮影するようにした。
単焦点の明るいレンズは、身軽に動く時にはいい選択である。

では一脚を持って行ったのは、無駄だったのかというと、さに非ず。
実は非常に役に立った。

長谷寺の長い階段を上がる時、母親の年齢を考えると、果たして大丈夫だろうかと心配になった。
受付にレンタルの杖があったのだが、ちょうど全部貸し出し中で在庫が無かった。
しかし当人の行きたいという意思は硬く、そのまま家族で入山した。

上り始めると、案の定だいぶ難儀しながら歩き、途中で息が切れて何度も休んだ。
やっとのことであるところまで進むと、また次の長い階段が現れる。
これは厳しいかな・・と感じ始めた。

ふと思いつき、一脚を杖がわりに使ってみてはどうかと提案してみた。
ジッツォのカーボン一脚を伸ばし、母親の身長に合わせた長さにする。
緩む事の無いように、固定のネジをしっかりと締めた。
ちょうど手で掴むところにラバーが張ってある。

これはいい、だいぶ違う・・と、歩き始めた母親は喜んだ。
軽いし、太さもちょうど良く、持ち易いという。
そりゃあそうだ、6Xのカーボン製である(笑)
先端部のラバーも程よいクッションになっているようだ。

実際には強度の点で、このようなイレギュラーな使い方は問題があるのだろう。
折れる可能性もあるのでお勧めはしない。
しかし今回のような緊急の場合に、まさか一脚が役に立つとは思いもしなかった。

階段の上り下りが難しい人のために、車で上まで連れて行ってくれるサービスがあることを、上りきってから知った。
しかし長谷寺の階段はとても情緒があるし、参道にも面白いお店が並んでいる。
それらを楽しみながら、自分の足で進む価値は十分にある。
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熱意


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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実は今日は納車だった。
数ヶ月前にオーダーした新しい120iが、ディーラーに届き、すでに登録も完了していた。
天気がよくなかったが、大安ということで、今日受け取ることにした。

午前中、仕事の合間を見て、こちらからディーラーに向かった。
2007年から6年間乗った旧型120iで、最後のドライブを楽しんだ。
ディーラーで保険を切り替え、新しい120iを受け取った。
これでフリッツと呼んでいた旧型とはお別れである。

ひとつの車に6年も乗ったのは初めてである。
特別気に入っていた訳でもないのだが、何となく替えられないでいるうちに、6年経ってしまったのだ。
車の価値を考えると、あまり上手いやり方ではない。
もっと短いサイクルで交換した方が得するように思う。

旧型はパワーが低いためか、意外に故障が少なかった。
それもあって、ついそのまま乗っていたのだが、燃費の悪さを考えるとそろそろ潮時である。
走行距離にもよるが、新型だと燃料代が月1万円くらい違うのだ。

まあ、実のところ、車そのものへの熱意が薄れたのが、買い換えなかった一番の理由である。
以前のように、次々に新しいものを追い求める気持ちが、湧いてこなかった。
これも時代である。
ハンドリングがどうの、ボディ剛性がどうのと言っていた頃が懐かしい。



D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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新しい車の調子を試そうと、午後になって佐野のアウトレットまでドライブしてみた。
途中渋滞があり、強く雨が降ったりもしたが、かえっていろいろな状況が試せて具合がいい。
高速道路を軽く飛ばしてみた。

6年の歳月というのは、予想以上に大きいと感じた。
非常によく出来た車である。
2リッターから過給器付きの1.6リッターにサイズダウンされているので、どこかに無理があるだろうと予想していたが、今日走った限りではまったく文句はなかった。

信じられない話だが、乗り味や乗り心地は、以前乗っていたE39の528に近いと思った。
しかも低速でアクセルを踏んだときのパワー感は、E46の330に迫る。
それでいて小さいから小回りが利き、燃費はリッター十数キロ走るのだ。
直進安定性も旧型よりずっと向上しており、かなり出しても恐怖感がない。
感嘆しながら走るうちに、佐野藤岡インターで下り損なってしまい、やむなく次のパーキングのETC出口から出た(笑)

過給器で強引にパワーを得ている分、エンジンに伸びがないという話は聞いていた。
しかし今日走った限りでは、それほど不満には感じなかった。
今の僕の運転なら、これで十分かもしれない。
今後毎日使っていけば、気に入らないところも出てくるのだろうが・・・

今のところ、唯一好きになれないのはデザインくらいか・・・(笑)
インパネも何だかゴチャゴチャしている。
ただ使い勝手は悪くなく、初めてなのに直感的に操作することが出来た。

同じモノを作る人間として、よくぞこれほど完成度の高い「製品」を設計し、生産できるものだと感心した。
量産品として世に出す工業製品としては、信じ難いほど高次元でバランスされている。
ハード面がよく出来ているのは、今や当たり前のことであるが、ソフト面でもさすがと唸らせるものがあるのだ。

とにかく運転していて快感を得られるのが、この会社の車の特長である。
熱意が薄れたと書いたが、やはり新しい車はいいものだなと思った(笑)
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大阪からの帰還


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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帰宅した。
今日は三宮に行った。
天気が悪かったので、駅周辺を軽く散歩した程度で帰途についた。

浅草とアメ横と横浜中華街と武蔵小山商店街を合わせたようなところだった。
本当にその表現通りの場所で、それらが混ざっているのではなく、つながっているのだ。
少し歩くと雰囲気が変わって次の街になる・・という感じである。

もっとも、東京の方はよく出かけるところばかりなので、皮肉なことに新鮮味は感じなかった。
靴屋さんや時計屋さんがいっぱいあるので、興味深く見たが、今さら買うこともなかった。
だってアメ横で買うのと変わらないんだもの・・・(笑)
飛行機の時間があるので、あまりゆっくり出来ず、2時間ほどで、空港行きのバスに飛び乗った。

家に帰ってきて、ほっとしたが、さすがに少し疲れている。
昨日からかなりの距離を移動しているからだろう。
明日は出社であるが、実はもうひとつ大きな行事が控えている。
このところ忙しいのだ。



ところで!
帰りの飛行機はボーイング787だった。
白状するが、これが楽しみで今回の大阪行きに参加したのだ(笑)
嬉しくて興奮して、飛行中はまったく眠らなかった。
ずっと窓から写真ばかり撮っていたので、不審に思われたかもしれない(笑)

その窓だが、シェードが付いていなくて、ボタンで暗くなる仕組みになっている。
窓の下のスイッチで、透過する光の量を5段階に変えられる。
ボタンを押すと、けっこう時間がかかるが、だんだん暗くなっていき、最後は真っ黒になる。

乗り心地は、少し安定して洗練しているかな・・・
シートもわずかに広い気がする。
機体も内装も新しいのがいい。
当たり前だけど・・・(笑)



D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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旅行中


SIGMA DP2Merrill

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早朝の飛行機で大阪まで飛んだ。
電車で奈良まで出て、レンタカーを借りて明日香村に向かった。
いつものコースだ。

飛鳥大仏に会いに行くのが、家族の慣例になっている。
今回はその後、長谷寺に行ってみた。
長い階段を上り、一汗かいた。

その2カ所のみで大阪に戻ったが、なかなか素晴らしい組み合わせだった。
あまりあちこち回っても意味がない。
ゆっくり歩いて、何かを感じることの方が重要だ。

カメラは久しぶりにニコンD800Eを持ち出した。
それにAF-S58mmf1.4を付けて持ってきた。
久しぶりの標準系レンズなので、最初は少し勝手が違ったが、しばらく経つと慣れてきた。
というか、昔を思い出した。

高校生の頃は、50mmf1.2の1本しか持っていなくて、それひとつ持って駆け回った。
何しろそれしかないのだから、カメラとは50mmのことだった。
構図は体を動かして決める・・・その感覚を思い出した。
明るい標準レンズというのは、やはりいい!

旅先で画像をアップするつもりでいたが、カードリーダーを忘れてしまった。
荷物を最低限に減らした時に、カバンから出してしまったのだ。
しかしあれが無いとCFカードのデータは読めない。
読み込む方法がないことに、今になって気付いた(笑)
まあ、帰ってからゆっくり作業することにする。
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カエルかえる


D2X + Ai AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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台風の日だったと思うが、会社の玄関前に住みついていたカエルが消えてしまった。
毎朝のように、玄関を通るたびに、どこかにいるのではないかと、目でカエルを探す。
壁の隅のほうや、植木の草の隙間など、カエルの好きそうな場所を一通り見る。

しかしその日以降、カエルは忽然と姿を消した。
いつも隠れていた、お気に入りの植木の葉っぱにも、戻っていない。
台風に恐れをなしたのか、あるいは強風で吹き飛ばされたのかと心配していた。

日に日に寒くなり、さすがにもう戻る事は無いだろうと思うようになった。
部屋の灯りに虫が集ることもなくなった。
エサが無ければ、ここにいる理由は無くなる。
カエルは、恐らく冬眠に入ったのだろう。

毎年見ていると、冬眠に入るタイミングというのは、本当に難しいことがわかる。
中途半端に暖かい日があると、カエルもどうしたものか悩むのだろう。
しかしタイミングを逃すと、生き残る事は出来ない。
壁に張り付いたまま冬を迎えてしまい、凍えて死んでしまったカエルを何度か見ている。
命懸けの選択なのだ。

先日、玄関の植木に水をやっていた女性が、排水の穴に落ち葉が挟まっているのに気付いた。
コンクリートの床に空いた直径1センチほどの小さな穴だが、そこが詰まると水が流れていかない。
落ち葉を取ろうと指を突っ込んだら、モゾモゾと動いたので悲鳴をあげた。

カエルがいたと、血相を変えた女性が飛び込んできた。
みなが事務所から出ていった。
見ると、小さな穴の中に、グレーに体色を変えたカエルの顔が見える。
水が流れ込んでくるので、困ったように鼻を出して息をしている。

僕が顔を近づけて、ククク・・とカエルの鳴き声をしてみせると、よほど驚いたのだろう、目をパチクリして慌てて穴から這い出してきた。
人が覗き込んでも動かなかったのに、カエルの声には面食らったようで、敏感に反応した。
そのままピョンピョンと飛んで、玄関のポールを上っていき、植木に飛び移ろうか考えている。

みながカエルに会えたと大喜びした。
もう今年は会えないと思っていた、前より大きくなっている・・などと口々に話している。

しかしカエルにとっては、いい迷惑である。
このまま穴の中で、冬を越そうとしていたのだろう。
ここにきて、いきなり外に放り出されたのでは堪らない。
急いでどこか他の場所を探さなければならない。

カエルをそっとしておいてやろうと、みなに事務所に戻るよう言った。
カエルは考えながら、しばらくその辺りをうろうろしていたが、やがて姿が見えなくなった。
それ以来姿を見ていないが、無理に探そうとしないようにしている。
うまく冬を越す事が出来れば、また来年会えるだろう。
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体調不良


SIGMA DP2Merrill

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夜中に急に体調が悪くなった。
咳をしたら、吐き気に襲われ、慌ててベッドから飛び起きた。
そのまま洗面所に向かおうとしたが、途中で何とか収まった。
結局吐く事はなかったが、こんな事は珍しいので驚いた。

ひとり暗い居間に座って、しばらく様子を見た。
頭はクリアでしっかりしている。
しかし熱っぽくて、鼻水が少し出る。
僅かであるが咳も出る。
やはり風邪の症状だろう。
何だかDr.HOUSEみたいだ(笑)

家系的に胃腸が強くて、吐いた事など何年も無い。
しかし今は、横になったらそのまま胃の中身が出てきそうな状態である。
久々の体験で面食らった。
恐らく今年の風邪の症状のひとつなのだろう。

どうしたものかと考えたが、鎮静剤と胃薬を飲んだら、大分落ち着いてきた。
ベッドに戻って、恐る恐る横になったが、吐き気は次第に治まり、いつの間にか深い眠りについていた。
週末は出かける予定があるので、何とか明日までに治さないと・・・
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