僕はやらないのだが・・・


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僕はゲームというものをやらない。
特に家庭では、まったくと言っていいほどやらない。
なぜやらないのか、自分なりに考えてみたが、多分その生産性の無さと、やった後の何ともいえぬ虚しさが好きではないのだろう。

過去にまったくやらなかったわけではない。
学生の頃などは、暇つぶしにゲームセンターによく入った。
しかし、そもそもつぶす暇が無い現在は、ゲームに時間を費やすなんて勿体無くて・・・

で、自分でやらないから言うわけではないのだが、ゲームなどまったく役に立たない・・というわけでもないと思うのだ。
もし僕が悪い政治家なら、ゲームで特異な能力を発揮する若者たちを集めて、軍隊を作るだろう。

実際に体を使った戦闘は駄目でも、スティックで戦わせれば超一流である。
しかも毎日のように敵を殺す訓練を繰り返している。
彼らこそ兵隊にうってつけである。
人間が体をぶつけ合って、現実に血を流して戦う戦争など、恐らく過去のものになるだろうし・・・

一方僕は、携帯電話もほとんど使わない。
電話の機能をまったく使わないわけではないのだが、携帯に振り回されるような生活はしたくない。
四六時中誰かと話さなければいられないほど、寂しいわけでもないし・・・

で、自分で携帯を使わないから言うわけではないのだが、携帯電話を上手く使えば、人民のコントロールが楽にできると思うのだ。
もし僕が悪い政治家なら、携帯電話を国の統治に使うに違いない。
携帯を利用して脳波をコントロールするのだ。
肌身離さず持っていてくれるのだから、実に都合がいい。

家電メーカーのトップを抱き込んで、すべての機種のチップに特殊な機能を織り込む。
それで国民の感情を、都合のいいようにコントロールするわけだ。
戦争を起こしたい時は、敵国に対し怒りの感情を持つようにプログラムすればいい。
(どこかの国がよくやるあれだ・笑)

以前ならマスコミを使って煽ったのだろうが、ネットが普及して一部の層にはカラクリがばれてしまった。
これからは携帯電話を使って、もっと高度にコントロールするに限る。

まあ僕はやらないから関係ないが、皆さんはお気をつけあそばせ・・といいたいわけだ。
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プールサイド


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先日のあんみつのリベンジ。
Mrs.COLKIDが再度同じものを買ってきてくれた。
まずは蜜をたっぷりかけて、それからおもむろに食べた(笑)


結婚して間もない頃、スポーツクラブに通っていたことがある。
家から少し距離があり、最初は意気込んで通っていたのだが、そのうち面倒になり行かなくなる・・という、よくあるパターンであった(笑)

個別にプログラムが組まれ、僕に課せられた運動は、施設内のプールのコースを何往復も「歩く」ことであった。
胸の辺りまでプールに浸かり、水の抵抗を受けながら、ただ行ったり来たりを繰り返すのだ。
面白くも何とも無い運動であるが(笑)、けっこう全身の筋肉を使う。

プールサイドでは、水着を着た若い女性インストラクターが、スピーカーから流れる騒々しい音楽に合わせて、元気良く飛んだり跳ねたりしていた。
ヘッドセットを付けて、マイクを通じて「ワントゥー、ワントゥー」と掛け声をかけながら、休むことなく動くのだ。
「ハーイ、手足を開きながらジャンプしてくださーい、ワントゥー、ワントゥー」

プールには15人ほどの中年の生徒が水の中に立っており、インストラクターの指示に合わせて、腕を開いたり閉じたりしている。
僕はその横のコースを、自分に与えられたプログラムに基づき、黙々とひとりで歩いていた。

突然、音が途絶え、プールが静寂に包まれた。
何だろうと思って見ると、元気に飛び跳ねていたインストラクターの女性が、水着姿のままステージの床に倒れている。
生徒たちは、凍りついたように動かず、その姿を凝視している。

女性は筋力を失ったようにヘロヘロになっており、顔を見ると口を開けて白目をむいている。
暑い場所で激しい運動を続けたために、失神してしまったのだ。
突然の事に皆何も出来ず、その哀れな姿を呆然と見ていた。

ステージの横から慌てて男性スタッフが飛び出してきた。
女性を支えて立たせようとしたが、女性の体には力が入らず、やむなく脇を抱えて、そでに引っ張っていった。
女性は白目をむいたまま、両足を地面にずるずると引きずり、控え室に消えていった。
別のスタッフが壇上に上がり、非常に気まずそうな表情で、生徒たちにお詫びをしている。

健康的なダンスから一転、力なく床にへたり込んでしまった水着姿の女性、その強烈なコントラストは衝撃的であった。
あれから10年も経つのに、目に焼きついてしまい、今でも鮮明に覚えている。
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一日家の中


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今日は津波警報に振り回されて、一日家にいた。
第一波が弱かったので、Mrs.COLKIDなどは馬鹿にしてすぐに買い物に出掛けてしまったが、僕は家に留まった。
そうしたら、僕が津波を怖がって家から出ようとしないと母親に言ったようだ(笑)

ところで自分の住んでいる下町の海抜を調べてみたところ、ゼロメートルに近いらしいことがわかった。
海はかなり離れているが、波が川をさかのぼって内陸深くまで押し寄せてきた場合は、ここまで到達する可能性もある。
知ってはいたが、今回のことで強く意識することになった。

都内だと板橋や世田谷、池袋の方は高台にある。
車で行ってもわかるが、歩いてみると坂をずっと上るから、そのことが実感できる。
某警備会社が、管理センターを世田谷に設置しているが、理由はもっとも安全な土地であるから・・と言っていたのを思い出した。
東京湾への入り口は狭いが、あそこを通るとき津波の高さはどうなるのだろう・・とか、海沿いの土地は価格が下がるのではないか・・とか、今回のことで考えたことは多かった。

津波に関する限り、一刻も早く高いところに逃げるしかない。
今回は地球の裏側で起きた地震による津波であり、普段想像していたものと比べて少し勝手が違ったが、実際に近海で大地震が起きて津波が発生した場合、結果はかなり絶望的である。

まず地震直後に襲われるということ。
地震発生から数分で波が押し寄せる場所もあるというが、実際には大きな揺れに呆然となっている最中だろうし、発生から数分といったら、揺れが収まったのかどうか、柱につかまりながら考えて、恐る恐る立ち上がったところだろう。
周りは物が倒れて滅茶苦茶だし、自分や家族が挟まれて動けない状態にある可能性も高い。

しかも電気がストップするから、日中でも真っ暗である。
その中で、何はともかく全力で高いところに逃げるなんて、なかなか出来ることではない。
だいいち津波が向かっているかどうかの情報もまったく無いのだし、下手に騒いでもデマを流すことになる。
そういう地域に住んでいる人は、地震が起きたら何をするかを、各人がよほど意識して訓練しておく必要がある。

また過去に伊豆で起きた地震の話を読んでいたら、地震発生とともにあちこちで山崩れが発生し、山の方に近付くなんて到底出来なかったという。
とにかく危険な山を避けて海の方に逃げたところを津波にやられた。
山も海も危険で、にっちもさっちも行かない状態なのだ。

かつての地震では、人々が牽いて逃げた荷車の荷物が、火を広げる原因になったと言われているが、次に起きる時は、街に溢れる自動車のタンク中にあるガソリンが原因で、もっと酷いことになるとも言われる。
また火元の多くは、家庭ではなく学校や研究所の薬品であったという話もある。
起きてみないと何がどうなるかわからない面もあるが、今回の津波騒ぎが、少なくとも考えるきっかけになればいいと思う。
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