ブラウン


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大きな画像



アレン・エドモンズのパーク・アベニューの染め替えも完成した。
内羽根式ストレートチップを構成する3つのパーツを、それぞれ濃淡の違うブラウンで染めていただいた。
ベースになった靴のオリジナルの色はカーフのブラウンで、既に何度か使用しているためヴァンプに皴が入っている。

カジュアルな路線で染め替えるにあたり、もっともフォーマルなパーク・アベニューを素材にするというのは、なかなか面白い発想ではないだろうか。
3つのパーツが覆いかぶさるような構造の靴なので、色で区分けするのに適していると考えたのだ。
2018年1月18日の日記



キャップ部分は濃いブラウン、ヴァンプ部分は明るめのブラウン、羽根から後ろの部分はその中間のブラウンでお願いした。
しかし言うは易く行うは難しで、実際にブラウンで3色を表現するのはかなり大変な作業だったらしい。
前回も書いたが、染色作業の色のコントロールは顔料のようにはいかない。
とにかく出来る範囲でいいですからと、あとはすべてお任せした。

今回はご覧の通り、こちらの提示した画像より全般に暗めの色合いに仕上がってきた。
これはこれで落ち着いた感じで悪くない。
かえって服装に合わせやすいかもしれない。
3色に統一感があり、派手すぎることも無く、上手くまとまっている。



キャップ部分だけワックスで光らせてみた。
なかなか面白い靴が出来上がったと思うのだがいかがであろうか?
これがあのパーク・アベニュー?・・という意外性がある。
アレン・エドモンズが見たらビックリだろう(笑)

今回は3色染めなので、2色より少しコストがかかっている。
しかし一色増えることで、一気にカジュアル寄りの靴に生まれ変わった。
3色染めの価値は十分にあると言っていいだろう。
こうなると次はクレイジーパターンもやってみたいなあ・・・(笑)

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