COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
デジタルクーポン
Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
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ここにきて、やはりAIの影響が一気に増大してきたのを、皆さん感じていることであろう。
AIの進化は、ある時点から加速度的に進むと言われていた。
それはいつ始まるのだろうと思っていたが、確かに急激に我々の生活に影響を与え出した。
非常に近い将来に、現在の我々の仕事の多くが必要なくなる。
下手をするとあと数年で、一気にその現象が進むらしい。
既にその影響を受けだした人達もいるだろう。
世の中の人々の大半が、数年で失業してしまうということだ。
早急に新しい社会の仕組みを作り上げないと、もう待った無しの状態なのだ。
基本的に「AIにできないことはない」・・と考えるべきである。
ある職業が無くなる、いや残る・・などと言われているが、最終的にはすべての職業がAIに取って変わられる。
程なく人間のやる仕事はすべてなくなる。
つまり長く続いてきた、働いて報酬を得て生活する・・という形態自体が、もう成り立たなくなるのだ。
そこでベーシックインカムのような制度を、早急に実施する必要が出てきたわけである。
欧米でさかんに議論が行われているようだが、既にその影響を研究するような段階ではないという。
とにかく早急に実施しないと、町は失業者で溢れ、社会情勢は不安定化し、国が崩壊する可能性さえ出てくる。
それほどAIは爆発的に世の中を変えてしまう・・ということだ。
ベーシックインカムを実施するとしても、その財源はどうするのか・・以前はよくそう言われた。
そもそも国家はお金を発行する権利を有しているので、必要なだけどんどん発行することもできる。
しかしそんな事をしたら、急激なインフレが起きてしまう・・という反対意見もある。
まあ、これほど大きな変動が起きているのだから、人間の社会もそれに見合う大きな改革が必要なのだろう。
そこで話題になっているのが、デジタルクーポンによる給付だ。
生活費にしか使えない独自のクーポンの発行・・という形で、ベーシックインカムを実現しようというものだ。
限られた使い方しか出来ないので、既存の通貨とは切り離され、影響を最小限に抑えられる。
具体的には以下のような特徴を持ったものだという。
・無条件で全員に配られる
・使用期限がある(1ヶ月程度)
・他者に譲渡できない
・基本的に生活の維持やサービスにしか使えない
・預金できない
・投資などに使えない
・現金と交換できない
・スマホなどのデジタル機器を通しての配布になる
以前お金に期限を設けてはどうか・・という意見(というか思いつき)を書いたことがあるが、あの時は景気回復のための方策として提案した。
目的は違うが、何だか似たような考え方ではある。
個人的には経済の仕組みをよく理解していないので、本当にこれが成り立つのかどうか分からないのだが・・・
独自のクーポンと言っても、たとえば受け取った方は現金化してもらう必要があるので、そこで現行の通貨と接点が生じ、何らかの影響は出るんじゃないのかな・・・
ベーシックインカムの実現は、人類が初めて労働から解放される瞬間でもある。
それにより働かなくなる人が大勢出ると反対する人もいるが、実験的に実施した地域では、むしろ労働意欲が高まる傾向が出たという。
生活への不安がなくなることで、やりたい事に全力を注ぐことが出来るからだろうか・・・
日本では毎月7万円くらいが適切で、それ以上だと働く意欲を失う人が出てくるのではないかと言われているそうだ。
配るにしても妥当な額があるようだ(笑)
趣味や生きがいなど持っていない人は、朝から晩まで飲んだくれて暮らすことになるのかもしれないが・・・
(逆にお酒を得るために働かなくてはならないのか?)
まあ、あくせく働く人は減るであろう。
人間はある程度労働しないと、心身ともに不健康になり生きていけないので、日常生活を保つためにも、うまく労働とのバランスを取っていく必要があるだろう。
ところで疑問なのだが、社会を破綻させないためには、単純に人間のやる仕事を意識して残せばいいだけなのではないか・・・
無節操に効率ばかりを追求していくこと自体が、そもそも間違っている。
AIでやっていいのはここまで・・と決めて、人間様が楽しく生きていけるように、仕事を残してやればそれで済むのではないか。
・・・と思うのだが、何故かそうはいかないらしい。
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