撤退


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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7月12日にニコンが一眼レフカメラの開発から撤退する、というニュースが流れた。
すぐにニコンから、あれは憶測によるもので当社が発表したものではない・・という声明が出た。
どうしてこうなったのかは分からないが、最初の発表も断言する口調だったので、何か手違いがあったのだろう。

ところがニコンが、一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続している・・と述べて、開発の文字が無かったために、やはり開発からは撤退したのではないか・・という噂が流れた。
恐らく、現時点で開発はしていないが、また再開する可能性が無いわけではない・・という事なのだろう。
今でも一眼レフを使用しているユーザーが多いので、マイナスの方向で捉えられるのを防ぐ意味もあるのかもしれない。

実は僕自身は、一眼レフの開発はもうとっくに止めたのだろう・・と思っていた。
だから、今更何でそんな話がニュースになるの?・・という感じであった。
今から一眼レフの開発に莫大な予算を回すくらいなら、その分をミラーレスカメラやZマウントのレンズにつぎ込んだ方がいい。
実際そのお陰で、以前とは次元の違う高画質のシステムが、着々と構築されている。

個人的には、ミラーレスカメラを、一眼レフカメラと別のもの・・とは考えてはいない。
一眼レフが進化してミラ-レスになった・・という風に捉えている。
どうせ僕の場合、カメラが何であろうと、写すものは一緒だし(笑)

何しろミラーレスは、記録されるデータを直接見ながら撮影することが出来るのだ。
こちらの方が本来あるべき形だ・・と思うのだが、違うだろうか。
既にレンズのコントロールリングで、露出を微調整しながらの撮影が身に付いてしまった。
たまに一眼レフカメラを使うと、不便で戸惑うほどだ。

しかもミラーレスの方が画質がいいのだ。
これには圧倒的な説得力がある。
画質の向上には、マウントの変更も効いているが(それとて結局はミラーが無いことが関係している)、ピントの精度が一桁上がったことも大きい。
その分撮影がシビアにはなっているが、それは世の中の流れなので仕方がないだろう。
せっかく新しい道具が出てきたのだから、積極的にその利点を活かして使っていこう・・と考えている。
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