死滅?


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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今年はなぜかカエルを見ない・・と書いた。(2022年6月19日の日記
何度か鳴いているのは聞いたが、ほとんど姿を見かけない。
郊外に住む社員も、今年はまったく見ないと言っている。

暑さで死滅してしまったのだろうか。
早い時期に極端に暑くなったので、生き延びることが出来なかったのかもしれない。
まだ身体ができていない段階で高熱に晒されて、耐えられなかったか。

そういえば、セミの鳴き声も聞かない。
先日西の方から来たお客様も、今年はセミが鳴いていない・・と言っていた。
もう7月だから、そろそろセミが鳴きはじめてもおかしくないはずだが、まったく聞こえてこない。

こちらもやはり高温にやられてしまったのだろうか・・・
と思ったが、どうも昆虫に関しては、羽化するのに一定の温度に晒される時間を積算する必要があるらしい。
そのため逆に春先の寒さが響いて、出てくるのが遅れているのではないかという。

気象の変化は生態系に強い影響を与える。
生物の生活環境とのバランスってかなりデリケートで、ちょっとした気候変動で絶滅してしまう例も多い。
以前那須の田舎で話を聞いた時も、この数十年で川や森の生き物が大幅に変わったと言っていた。
毎年のように見てきた光景が、次第に失われていくとしたら恐ろしい話である。

これから気候が急激に変化すれば、自然界の生物の多くが順応できず、今まで以上の速度で消えていくだろう。
我々は大きな変動の時にぶつかっているのだ。
そのうち人類が存続できるかどうかの問題になり、他の生物どころではなくなるかもしれないが・・・
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