基準


FUJIFILM X100V

大きな画像

ご存じの通り、今年はオリンピックのために休日が変更になった。
複雑で分かりにくいのだが、7月19日(月)であった「海の日」が7月22日(木)に移動し、10月11日(月)であった「スポーツの日」が7月23日(金)に移動した。
それにより7月22日(木)から25日(日)まで、土曜日を入れて4日間の連休になる。
また8月11日(水)であった「山の日」が8月8日(日)に変更になり、振替休日で8月9日(月)が休みになる。
オリンピックの開会式(7月23日)と閉会式(8月8日)に合わせたものだ。

8月はそれ以外にお盆休みも加わるので、話はさらに複雑になる。
オリンピックが閉会して、その週の後半にはお盆休みが始まるのだ。
壁のカレンダーを見ると、変更が決まる前に作られているので、7月は19日、8月は11日、10月は11日が赤い日になっている。
しかしそのどれもが休日ではなくなり、普通に出社する「黒い日」に変わった。

紙に印刷されているカレンダーの日付は、多くの人たちが「絶対の基準」としていたようだ。
どこか不動のものとして捉えられていた。
それを急に変更されても、皆、戸惑ってしまう。
しかも変更の内容が複雑なので、この日が移動して、この日がお休みになって・・と会社で説明しても、社員がしばらく考え込んでしまう。

このままでは休日を間違える人も出てきそうだ。
仕方なくカレンダーの赤い日付を上からマジックで黒く塗りつぶし、新たな休日は赤い丸で囲った。
これなら分かりやすいだろう。

僕の場合、同じように時間の基準としているのが、朝放映しているテレビ番組の上の方に表示される時刻だ。
それを「もっとも正しい時刻」として認識しているようだ。
腕時計や部屋の壁の時計は、壊れたり電池が無くなったりして、いつの間にか狂っていることもある。
しかしテレビに表示さるのは、まず狂うことの無い信頼のおける時刻だ。

朝の忙しい時間帯は、この時刻を基準として動いている。
支度をしながらも、何度となくテレビを見てその時刻を確かめる。
あと何分で家を出なければならないか、計算しながら動くのだ。

朝録画しておいたテレビ番組を、夜帰宅後に見る事がある。
そんな時、時折画面の上に表示された時刻を見て錯覚を起こす。
えっまだそんな時間だっけ・・と一瞬勘違いするのだ。
その勘違いを何度も繰り返すので、余程その時刻表示を基準とする習慣が身についているのだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )