終了

Z7 + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

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NHKで放映されている「刑事フォイル」が土曜日についに終了してしまった。
放映を中断したのではなく、全話放送完了したのだ。
つまり番組の最終話まですべて放映し終わったわけで、この続きはない、ということだ。

面白くて楽しみにしていたことは何度か書いている。
（2015年11月2日の日記）
（2016年3月1日の日記）
（2019年5月14日の日記）
しかしこれでもう終わりかと思うと残念で仕方がない。
奇妙なほどの寂しさを感じる。

このシリーズでは「知らなかったヨーロッパ」に接することが出来た。
今回放映分は戦後のロンドンが舞台となったが、戦争が終わっても人々の生活は楽にならない。
多くの人が苦しみと辛さに耐えており不満をつのらせている。
そして（ナチスが消滅したにもかかわらず）その矛先をユダヤ人に向ける人たちも出てくる。

とても暗いものをヨーロッパの人たちは背負っている。
それは今でも変わらず、欧州に行くとその重さを実感する。
今回のドイツ出張でも、個人的にそういう施設を訪れて、つくづくそう感じた。
（それについては機会があれば別途書く）
そして一方で現代の日本は、何かが欠落しているのではないか・・という思いも強くなった。