NIKKOR Z


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

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年末年始の奥日光には、当然新しいZ7とZマウントのレンズ3本を持っていった。
レンズはそれぞれ使ったが、今回は24-70f4のズームで撮った写真が多い。

このレンズは、今までのズームレンズで常に感じていた特有の「濁り」のようなものが非常に少ない。
特性が極めて優秀なのがわかり、使っていて不満をあまり感じないのだ。
もちろん同じZマウントの単焦点レンズの方が性能は高いのだが、このズームレンズでもそれなりに満足できてしまう。

そうなると焦点距離の被る単焦点レンズにいちいち交換するのが億劫になる(笑)
増してや氷点下10℃の吹雪く山の中では気楽にレンズを交換できない。
迷った時は無難なズームレンズを選ぶため、ズームで撮った写真が多くなってしまったのだ。

今後発売されるf2.8のズームの性能にもよるが、ズームはf4で揃えてもいいかな・・という気持ちにもなっている。
画質を求める時は単焦点を選ぶし、ズームはむしろ「軽さ」や「利便性」を重視したい。
そうなるとf4の方がメリットがあるのではなかろうか。

とは言いつつも、実際に自宅で画像処理をしてみると、単焦点レンズの方が性能はいいのは明らかだ。
写真を見ていて、ここからレンズを交換したとはっきり分かるほどだ。
その辺はさすがよく出来ていると感心する。

Z7は意外に神経質なカメラだと感じている。
というか、この画素数であるから、何も考えずに気楽に撮ると失敗する。
手持ちで撮影しても撮れないわけではないのだが、三脚などで固定するともう一段品質の高い写真になる。
またシャッター速度にも気をつけないと特定の速度でブレが出やすいようだ。
Z6がより気楽に撮れるカメラなら、そちらも欲しいくらいだ。

それはそうとニコンのレンズのロードマップに変更があったという。
24mmf1.8の発売が早まり、その代わりに20mmf1.8が翌年になったのが主な違いだという。
どちらかというと20mmが楽しみだったのだが、まあ仕方が無い。

あのクオリティで各焦点距離のレンズが出てくると思うとわくわくするが、出来れば価格も現在の3本のレベルを維持して欲しい。
f1.8が10万円前後で出てくれると非常に助かる。
何しろ以前のf1.4より画質はいいのだから、f1.4にこだわる理由は無い。

ニコンのミラーレスはニッコールZを使わなければ価値が半減する。
Zマウントレンズの品質があまりに高いので、様々な焦点距離を試してみたくなる。
f0.95のような特殊なレンズよりも、まずは実用的なレンズを揃えていきたい。

また新しいロードマップでは、その年に発売されるであろうレンズの総数が微妙に変わっているという。
と言うことは、この表で名称未公開の機種(下表のTBA(To be announced))も、ある程度正確に記されているということだ。
名称を公開できないのは、よほど特殊な隠し玉なのか、開発競争の都合で隠しておきたいのか、細部がまだ決まっていないのか・・・
マクロレンズや超望遠が載っていないが、隠しているとしたらその理由が分からない。
もしかするとFマウントのレンズの開発と被り、そちらの売れ行きに影響を与えるから書けないのかもしれない(笑)

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