シェル


Z7 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

大きな画像

昨年測定して発注したSEALのバックパック用の3Dシェルが出来上がってきた。
背中をスキャンしてその形状に合わせたシェルを作成し、一人一人に合ったオーダーメイドのリュックを作ろうというものだ。
SEALのERGONOMIC 3Dシリーズという製品だ。
SEAL ERGONOMIC 3Dシリーズ 紹介のページ
SEAL ERGONOMIC 3Dシリーズ 販売のページ

まずはお店で背中の形をスキャンしてもらう。
なるべく薄着の状態で、きついギューギューのコルセットを身に着けて、専用の椅子に腰かけた状態で背中を3Dスキャナーで計測する。
そのデータに基づいて特注シェルを作成するのだ。
シェルの作成に1ヶ月半ほどかかった。
出来上がったシェルを専用のバックパック(現在3種あり)の背中部分に挿入すると、身体の曲線にピッタリフィットするオリジナルリュックが出来上がる。



内部にシェルを挿入するポケットのある同シリーズのバックパックを同時に購入する。
僕は一番小さい15リットルのモデルを選んだ。(Z7とZマウントの交換レンズならこれで入るとふんだ)
シェルが出来上がるまで、普通のバックパックとしてそれを使用していた。
軽い素材でできたなかなか優れたバックパックである。

しかし、送られてきた自分専用のシェルを挿入することで、まったく別のものになる。
身体の曲線にバックパックの形状がピッタリ合い、パズルのピースのように背中にはまる。
同社の説明では、これにより肩への負担が65%も軽減されるという。

ただし「正しい背負い方」をすることが要求される。
各ベルトの長さを細かく調節して、バックパックが背中にピッタリ密着した状態で固定されるようにする。
僕は今までストラップを緩めにしてぶら下げていた(それが一番悪い持ち方なのだろうが)ので、ちょっと戸惑いも感じる。

左右のショルダーストラップを胸の前で連結させるベルトがあるが、あれを留めた状態でバックパックが完全に背中の上の方に固定されるよう細かく調節した。
胸の前のベルトを外すと、少し緊張を緩めて保持する状態になる。
またラフに持ちたい時は、片腕のみ通して肩にかけている。

最初は格好がいいから自分も欲しいとMrs.COLKIDが言っていたのだが、シェルを挿入したら僕にしか合わなくなってしまった(笑)
またショルダーストラップの長さが必然的に短くなり、背負う時に腕を通すのにコツがいる。
しかし確かに重さの負担は半減するような気がする。

こちらの背負い方まで変えさせるバックパックであるが、完全に個々に合わせた製品作りであり非常に面白い。
当然カメラマン向けのリュックの登場も期待したいところだ。
Zのボディにレンズ2本にトラベラー1型が収納出来て・・と個人的にはアイディアはいろいろあるのだが(笑)
シェルだけの購入も可能なので、自分でバックパックを作ってみるのも面白いかも!
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )