エサ


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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Mrs.COLKIDと結婚する際、那須の実家に初めて挨拶に行った時に、田んぼでイモリを採ってきた。
そのイモリがまだ生きている。
もう20年以上経つが、まだ水槽の中で元気に暮らしている。
さすがにそろそろ寿命だと思うのだが、今のところ衰えた様子は感じられない。

野生のイモリは生命力が強い。
後からペットショップで買ってきたイモリ(恐らく養殖)を同じ水槽に入れても共存できない。
最初は仲良く暮らしているように見えても、腹が減ると食べてしまうのだ。
体格からして全然違っており、養殖イモリは痩せ細っており見るからに貧弱である。
野生のイモリにしてみれば、腹が減った時の緊急食料としてキープしているのだろう。

現在は古い家に水槽を置き、そこでイモリを飼っている。
人が誰も住んでいない幽霊屋敷のような家である。
住んでいるマンションにイモリを持ち込むことは、家族が許してくれないのだ。
そのため仕方なく、仕事の合間を縫っては、定期的に餌を与えに古い家まで行く。
生き物はイモリしかいないので、家の主と言ってもいいだろう。

餌は冷凍の赤虫を与えている。
2センチ程度のタブレット状に固められた赤虫が、小分けされてパックされている。
ちょうど薬のように指で押し出す形だ。

そのシートをいくつか買ってきて、家の冷凍庫で保管しておく。
餌をやりに家に行くたびに、赤虫タブレットを1、2個水槽の中に落としてやる。
イモリは僕が行くと餌がもらえると思って喜んで集まってくる。

先日餌の在庫が切れたので、ペットショップに買いに行った。
お店ではいろいろな生き物が見られるので、面白くてつい長居してしまう。
犬猫ばかりでなく、小さい哺乳類、魚類、爬虫類、昆虫など、様々な生き物が飼育ケースに入れられて並んでいる。
僕は子供の頃様々なカメを飼ったが、昔は見たことの無かった特殊な種類のカメもいる。

冷凍赤虫は保存が大変なので、乾燥したイモリ用の餌が無いかと思い探してみた。
しかしお店の棚にあるのはカメの餌ばかりで、イモリ用の餌というのはなかった。
やはりカメの方がペットとしてはポピュラーなのだろう。
まあ、カメの餌でも食べないことはないのだろうが・・・
お店の人にも聞いてみたが、イモリの餌は冷凍赤虫がベストだと言われた。

そこでお店の冷凍庫を開けて、いつものように冷凍餌の中から赤虫のパックを取った。
すぐ隣に白い塊が並んでパックされたものが置いてあった。
ちょうどちくわ位の大きさのものが、5本程きれいに並んで真空パックされている。

何だろうと思って手に取って見たら、冷凍した白ネズミだった!
ぎゃああ・・・
これはヘビ用の餌であろう。
恐らくお湯か電子レンジで温めて・・・
もうそれ以上は考えたくない。
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