鹿


D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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奥日光に来ている。
(上の写真は関係なし)
仕事の都合で僕だけひとり遅れて行った。
夕食の時間に間に合うかぎりぎりだったので、いろは坂を飛ばした。

スポーツモードにして低いギアを選ばせ、滑るぎりぎりの速度でグングン上って行った。
と、突然車の進行方向を、何か茶色いものが塞いだ。
ヘッドライトに映し出されたのは1匹の鹿であった。

メスらしき鹿が道の真ん中に立っている。
それも数メートル先である。
本能的にフルブレーキ!
激しいスキール音に鹿の体がこわばったのが見えた。

もしコーナリングの最中で、強い横Gがかかっていたら、完全に車が吹っ飛んでいたろう。
ちょうどコーナーを通り過ぎ、立ち上がりでアクセルを踏み込んだところであった。
強い登り坂であることも幸運であった。

それでも急な制動に車は不安定になり、左右に蛇行した。
不安定になってもコントローラブルなのがこの車のいいところだ。
そのままハンドルを切り、何とか鹿のすぐ横をすり抜けた。
鹿は驚いて目を見開き、その場で立ちすくんで動けないようだった。

それにしてもよく避けられたものだ。
コーナー出口の道の真ん中に立っていたのだ。
もしも衝突したら、鹿はもちろん、こちらも大破していただろう。
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