交換


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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先日居間のエアコンを入れ替えた。
今までの物は、もう20年近く使っている。
まだ動くのだが、さすがに古くなってきたので、新しいものに交換することにしたのだ。

ヨドバシアキバにエアコンを買いに行ったことは、以前ここで書いた。
ところが住んでいる古いマンションがちょうど改装工事に入り、買ってはしまったが、エアコンの設置作業がしばらく出来なかった。
ベランダの床など塗りなおすので、交換は工事が完了してからにして欲しいと言われたのだ。

そうしているうちに、長年使ってきたエアコンの動作が怪しくなってきた。
おかしなもので、新しいものへの更新を考え出すと、今まで調子がよかったものが急に壊れる。
この暑さでエアコンが不調では、身体を壊しかねない。
結局もう待てないと、改装工事中に強引に新品に入れ替えてしまった。

ここ数年のエアコンの進化ぶりは凄いと聞いていたので、どんなものかと期待していた。
特に消費電力の省力化に関しては、東北の震災の影響で、2、3年前のものとは大変な違いだという。
知人などは自宅のエアコンを一度に4台入れ替えたら、電気代が半分になったと言っていた。

新しいエアコンだが、ちょっと使ってみた限りでは、冷却の性能が上がったというより、極端に部屋を冷やさないという設定を充実させて、電力消費量を抑えているような印象を受けた。
おまかせモードにすると、今ひとつ涼しくないなあ・・という状態が続く。
まあ、これが省エネの正しいあり方なのだろう。
ガンガン冷えて気持ちがいい・・という喫茶店のような状態は、もう許されない世の中なのだ。
実際の電気料金がどのくらい違うかは、もう少し待たないとわからないのだが・・・



最初に驚いたのは室内に設置されたエアコン本体の大きさだった。
今までのものよりかなり大きい。
壁と接触する面積はそう違わないのだが、前に大きく出っ歯のように張り出している。
23畳用のエアコンで、前のものより能力的に大きくなってはいるのだが・・・

もっと驚いたのは室外機の大きさである。
ドーンと背の高い室外機が、ベランダに置かれている。
何でこんなに大きいの?・・とかなりビックリした。
以前のものの倍もありそうな大きさである。

当然設定温度を低くすれば、それなりにグングン冷やしてくれる。
ゴーゴーと音を立てて冷風をふき出し、部屋の温度が一気に下がっていく。
居間ばかりでなく、廊下の先まで涼しさが届く。
基本性能は相当高そうである。
ただ以前のエアコンはもっとダイレクトに冷える感触だったのだが、新しいものはどこか当たりがソフトに感じられる。

見ていてふと気になったのは、室外機の排出する熱である。
この機種に限らず、すべてのエアコンに言える事であるが、部屋の温度を下げる代償として、その分の熱を外に垂れ流している。
それが結局自分たちに返ってきているのではないか。
首都圏の吐き出す空調の熱が、隣接する各県の気温までもを上げているという話はよく聞く。

この熱を利用すればいろいろなことが出来るのではないか?
地球の気温を変えてしまう程なのだから、合計すれば凄まじいエネルギー量になるはずだ。
省エネを謳いながら、室外機の排出する熱に関しては、垂れ流ししているだけのように見えたので、ちょっと勿体無いような気がした。
当然メーカーも何か対策を考えているのだろうが・・・
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