連休の床屋


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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風邪の症状は何とか落ち着いたのだが、身体は疲れているようだ。
横になって目を瞑ると、いくらでも寝ることが出来る。
風邪で調子が悪い間、ずっと体に負担がかかっていて、それが蓄積されているのかもしれない。

今日は床屋に行った。
途中までお店の人と話をしていたが、程なくグッスリと眠ってしまった。
気が付くと、2時間近いコースがすべて終わっていた。
連休中で床屋は空いていた。
明日は連休最終日なので、案外混むのではないかと言っていた。



クロケット&ジョーンズのウェックスフォード。
アッパーはバーニッシュド・カーフのダーク・ブラウン。
リッジウェイ・ソール。
サイズは6-1/2E。
ラストは371。

最近は靴のコレクションが増えるペースは大幅に落ちている。
意識して増やさないようにしているのである。
それでも見た瞬間に気に入り、思わず買ってしまったのがこの靴だ。

以前より存在を知ってはいたのだが、実物を見たら急に欲しくなった。
買う予定はなかったのだが、お店で目に留まり、結局購入してしまった。
ほんのちょっとした店内のライトの当たり方などで、こういう結果になることもある。

Uチップは、オールデンのものを何足か持っている。
しかしさすがイギリス製、こちらの方がスマートで、知的で品がよく見える。
見た瞬間に、形と色の両方に惚れてしまった。

クロケット&ジョーンズ社の人気モデルであったモールトンの、事実上の後継機種である。
モールトンはオンオフ両方に使用できる使いやすい靴と言われていた。
しかしあのラストは僕の足には合わなかった。
何度か試着させてもらったが、どうしてもフィッティングが気に入らず、結局購入には至らなかった。

今回のウェックスフォードには、新しく開発されたラストが使用されているという。
それにより、ずっとフィッティングが改善された。
まずは形が気に入ったのだが、試着してみて、これならいけると感じた。



同社のカントリーコレクションに属するそうで、基本的には厚手の靴下を履くのを前提とした形状になっている。
幅が広めに作られているようで、通常の靴下だと羽根が少し閉じ気味になる。
サイズは、ルーズフィットの7とピッタリで遊びの少ない6.5・・・
どちらにするか悩んだが、結局6.5の方を選んだ。
実際に厚手の靴下と組み合わせることは、少ないだろうと判断したのだ。

モールトンよりノーズ部分が長めのようで、ウェックスフォードのほうがスマートに見える。
それもあり、見た瞬間に気に入ったのだろう。
ダーク・ブラウンのバーニッシュド・カーフも実にいい色で、どの服と合うかな・・とつい思いを巡らせてしまう。

何でもクロケットの社長自身が「(モールトンに比べて)格段に良くなっている」と言った程の力作であるという。
どうやら今までの製品より改善されていることを自覚しているようだ。
今後は同社はラストの改良にさらに力を入れていくという。

確かに履いてみると、僕自身の足には、ずっとフィティングがよくなっている。
クロケットは一番多くのラストを保有している会社と言われているのに、何故か僕に合うラストは少なかった。
どの靴もヒールが緩く、フィッティングはいまひとつなのだ。

保有ラストの種類が多いというのは、同社が下請けがメインの会社であり、他社向けに揃えたラストが一杯あるという意味なのかもしれない。
既に現在のクロケット&ジョーンズ社は、高級ブランドの仲間入りを果たしている。
今後は自社のラストをさらに改良し、製品の完成度を上げて万全を期そうということなのだろう。

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