台風


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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台風の様子はどうなのだろう?
日中一時的に強く雨が降ったけれど、被害が出るほどではなかった。
今晩帰れるだろうか・・明日の朝電車は動くだろうか・・などと心配していたが、今のところ大丈夫そうだ。

朝のうちは、早めに仕事を終えて帰ろうと言っていたが、この様子なら大丈夫と考えを変え、結局残業して遅くなった。
天気予報も何だか大まかな言い方で、この後どうなるのか今ひとつはっきりしない。
台風があまりに気まぐれに動くので、予測がつきにくいのかもしれない。



MOTOのNo.2111。
プレーントゥ・オックスフォード・シューズ。
アッパーはクロムエクセルのナチュラル。
ダイナイト・ソール。
サイズは0。

先日も書いたが、しばらく前からナチュラルのクロムエクセルの靴を探していた。
目当てのオールデンのものが、オークションになかなか出なくて、待ちきれずに日本製のMOTOの靴を買った。
皮肉にもその後すぐにオールデンがeBayに出たので、そちらも落札し、いきなりナチュラルのクロムエクセルを2足も持つこととなった。
2016年8月10日の日記

普通ならどちらかを処分するところだ。
ところが持ってみてわかったのだが、この2足は正反対の性格の靴であった。
どちらにも、それぞれの良さがある。
そのため今は交互に履いている状態である(笑)

ということで、両方の靴をレポートしてみる。
今日はMOTOの方だ。



日本製だけあり作りが丁寧である。
ただし靴の製造、特にグッドイヤー・ウェルト製法が出来る工場は限られるので、どこかに依頼して作らせていると想像している。
そのためか細部の仕上がりに、国内でカスタムメードした靴などと共通の「香り」が感じられる。
もちろんオリジナリティはしっかり保たれており、MOTOらしい魅力は十分にある。

ムラのあるアッパーの質感がなかなか面白い。
同社は革のエージングに非常にこだわりがあり、写真は新品の時のものだが、ご覧のように最初からある程度皺が付けられている。
このまま使用を開始すれば、誰でも理想的な「使い込んだ靴」を作り上げることが出来るのだ。

特にナチュラルのクロムエクセルは、エージングがもっとも期待できる革である。
数年使用したサンプルを見せてもらったが、かなり濃い目の褐色に変化していた。
それはそれで楽しいのだろうが、この最初の色を維持するとなると、けっこう大変だと思う。
手入れは無色のクリームを使い、あまり強く塗り込まないようにするしかないだろう。
まあ、オールデンも手に入れたので、こちらは色を変化させて楽しんでもいいのだが・・・

サイズは例によって0から3の4種類である。
25cmの僕が0なので、それ以上小さい人には、最初から選択肢が用意されていない。
足の小さい人は面白くないだろうが、なかなか思い切ったやり方である。

MOTOの靴は2足目で、以前はウイングチップのブーツ#2001を購入した。
そちらも気に入っていて、比較的よく履く靴になっている。
ただしウイングチップとこのプレーントゥではラストが違うようだ。
ブーツの#2001は程よいフィッティングであるが、長く歩くと少し小指が当たる。
一方こちらの#2111は、タイトでありながら、意外に当たるところが出ない。

MOTOの靴は作りがしっかりしており、けっこう重量を感じさせる。
#2111は足を入れると硬めでゴツゴツした無骨な印象がある。
ライニングがしっかりしているのか、全体に強固で、どこかトリッカーズのカントリー・コレクションを思わせる。

クロムエクセルとダイナイトソールの組み合わせは、雨などの悪天候にも強い。
真新しいウエルトの部分が、何だかカッコ悪くて、早く汚してやりたくなる(笑)
ガンガン履いて、どんどんエージングさせるのが、この靴の正しい履き方であろう。
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