変化


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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冠水した道路を走った。
久々に空は晴れたが、道路上の水溜りはあちこちに残っていた。
その中を走った。

渋滞する国道を避けると、どうしても冠水している脇道を通ることになる。
低い道というのは、普段から何となくわかるものだ。
ここは危ないかな・・と思いながら脇道を進むと、案の定大きな水溜りが見えてくる。

水の中を走り抜ける対向車を見ると、ホイールの半分くらいまで水に漬かっている。
自分の車より地上高の低い車が通過できれば、多分大丈夫だろう。
とはいえ、途中で停まると大変なことになる。
バンパーで水をかき分けて、そのまま一気に通過してしまうしかない。
ホイールがの空転を電子的にコントロールし、車は水溜りの中をぐんぐんと進んでいく。

車内に水が入らないかヒヤヒヤしながら走る。
こういう時は、もう少し背の高い車であったなら、ずっと楽だろうなと考える。
走破性の高い四輪駆動の車・・・
自分の車が、そういう車だったらどうだろう・・と初めて考えた。

そんな考えが出た理由は、年齢的にあまり飛ばさなくなった、ということが大きい。
山道をビュンビュン飛ばす車への要求が大分低くなっている。
今自分にとって必要な機能は・・・

仕事で4人のお客さんを荷物と一緒に駅まで送ることができる。
今後増えるであろう洪水や大雪などの異常気象に対応できる。
真冬の奥日光などで安全に走ることが出来る。
カメラの道具や旅行の際の沢山の荷物が積める。

・・・といったことだ。

こうして見てみると、実は四輪駆動のクロスオーバーSUVあたりの方が、要求にピッタリであることに気付く。
もちろん、それでも時折頭をもたげるハンドリングへの要求が、今後は本当に消えてしまうのか・・という疑問は残る。
そういう野性味が無くなると、人間の性格までもが変わってしまう(要するに腑抜けになる)のではないか・・・
そんな心配も感じる。

しかし、次の候補に四駆はどうだろう、と考えたのは初めてだ。
自分自身に変化が起こりつつあるのは確かだ。
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