GSP


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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先日久しぶりにeBayで入札した。
オークションが終わるのが夜中だったので、入札だけして、そのまま寝てしまった。
昔だったら遅くまで起きていて、終了間際に一戦交え、結果を確認してから就寝するところだが、もうそんなに若くはない。
朝起きてパソコンを起動すると、少し金額は上がっていたが、最終的に僕が落札者になっていた。

早速Paypalで送金しようとして驚いた。
落札金額と送料の合計を送ろうとしたら、それにもうひとつ項目が加わっている。
それがとんでもない額である。
落札金額が日本円で4万円程度、プラス日本への送料が約4千円なのだが、それにさらに2万円も上乗せされるのだ。

インポート・チャージという項目が、新しく入札画面に表示されてるのは知っていた。
日本に輸入する場合の予想関税額かな・・それにしては高いから、例によって計算式が間違っているのだろう・・なんて勝手に想像していた。
そもそも製品の金額と送料以外に、余分のお金を払ういわれはないし、税金は入国時にかかるものだ。
そのためよく読まずに入札してしまったのだが、終わってみたら、一方的にその金額が支払額に合算されている。

英文の長い説明を解読するのが面倒で、ネット上で検索してみたのだが、どうも次のような仕組みらしい。
グローバル・シッピング・プログラム、略してGSPというシステムで、出品者が落札されたものをeBayの米国内の倉庫に送ると、そこで関税徴収を含む面倒な手続きをして、海外の落札者に安全に発送してくれるのだという。
アメリカの出品者にとっては、海外発送が簡単になるわけだ。

ところがそれを行う業者の手数料が入るため、金額がばかげたものになる。
今回は4万円程度の買い物に、恐らく税金が8千円くらいかな・・と考えていたが、いきなり2万円になってしまった。
バカヤロー、これでは日本で買ったほうが安いではないか。
しかも、ここで関税分を取られたにもかかわらず、再度入国時に取らるようなトラブルが発生しているという。
専門の掲示板などでも、この仕組みに対するクレームの嵐になっているようだ。

先方にメールして、この仕組みを通さず直接送ってくれと頼むしかないというが、それに応じてくれる出品者は少ないようだ。
そもそも海外発送が苦手な出品者向けの仕組みなのだ。
GSPを使うということは、ある意味、海外には送りたくないというセラーの意思表示なのかもしれない。
海外の掲示板でも、どうしたらいいかという質問に、GSP以外のセラーから買え・・という返答であった。
何とも馬鹿げた仕組みを始めてしまったものである。

さてどうしたものかと考えた。
仕方なく出品者へのお願いのメールを打ち始めた。
そこで、まてよ・・と気付いた。
転送サービス会社に送らせたらどうだろう・・・
それなら日本ではなく、米国内に送ることになる。

Paypalの送り先リストのひとつに、米国内の転送サービス会社の住所を登録してあるのだ。
早速、送り先を日本ではなく、オレゴンにある転送サービス会社に変更してみた。
すると連動して、GSPの金額が消えて、米国内の送料として10ドル程度が表示された。
しめしめである(笑)

すぐにその合計額をPaypalで送った。
転送サービス会社から日本までの送料は、手数料を入れても30数ドルしかかからない。
もちろん受け取るときに税金を支払うことになるが、それは8000円前後のはずだ。
これで問題なく事が運ぶようなら、今後はこの手を使って、GSPのセラーに入札することができるぞ(笑)
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