COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
ある話
D810 + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
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テレビAの番組を見ていた。
23時までの放映とは、ずいぶんな力の入れようだと思う。
知らなかった人にはそれなりに衝撃的な内容で、しかも事件に対するお役所の対応に強い憤りも感じさせる。
もしかして某新聞社への批判をそらす目的もあるのでは??なんて勘ぐってしまったが・・・(笑)
以降、はっきり書かないのは、はっきり書けないからだ(笑)
あの時、つまり20年ほど前のことであるが、事件が起きて、まだそれほど経っていない頃、すでにある情報が流れていた。
「驚いたよ、狙撃に使われたのはナイクラッド弾だってさ」
とあるお店で聞いた。
僕はナイクラッド弾というのが、どういうものか知らなかった。
後になって知ったのは、今から数年前に、テレビでも紹介されたあの本を読んだ時だ。
発砲時に飛び散った鉛の粉の人体への悪影響を防ぐために、表面をナイロンでコーティングした弾丸だそうだ。
似たようなものに、テフロンコーティングしたKTW弾というのもあった。
高校生くらいの時に雑誌の記事で見て、防弾チョッキを簡単に抜けてしまう貫通力に舌を巻いた。
あまりの貫通性能に販売が規制されて、市販はされていないが、ガンショーなどに行くと、記念に一発ずつもらえるような話であった。
ホローポイントであることよりも、こちらの方が重要だ。
日本ではもちろんだが、米国でも一般に入手できるものではなかったからだ。
「そんなもの、素人の集まりである某宗教集団が使うものだろうか・・・」
その時点で誰もが疑問を持った。
「口径はいくつだったの?」
「357マグナム」
すぐに思いつくのはS&Wのリボルバーだった。
「M19とか?」
「いや、コルトらしいよ」
「えっ、まさかパイソン?」
「まあトルーパーとかもあるけどね」
パイソンのような、銃のロールスロイスといわれるガンを、犯罪に使うなんて考えづらいことだった。
それこそフェラーリで銀行強盗をするような違和感があった。
ましてや日本で起きた事件なのだ。
一般に見ることのない8インチ銃身だったことを、後から本で読んでさらに驚いた。
その時点で、そういう情報が流れたというのは、お店には捜査の関係者が出入りしており(というより顧客に関係者が多かったのだが)、噂話などの収集もしていたのだろう。
何しろ犯人は、輸送車の襲撃の際に、何とガンベルトをしていたという、信じ難い話も本で読んだ。
弾丸の情報が、新事実として大々的に週刊誌に掲載されたのは、それから10数年経った頃だったと記憶している。
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