困った雪


D800E + AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

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外は雪・・であるが、正直なところ困っている。
雪だからと、のんびり休んでいられないのだ。
山のように受注が入り、土曜も日曜も生産の予定がビッシリだ。
雪により計画通り仕事が進まないことの実害が出ている。

今日はパートが何人か帰宅できなくなり、スタッドレスタイヤを履いている僕の車で家まで送った。
普段はそれほど雪の降らない地域なので、こういう時の移動の手段を持つ人が非常に少ない。
こんな気象が続くなら、皆が雪用のタイヤを買わなくてはならない。
まあ来年は逆に暖かかったりするのだろうが・・・



オールデンのプレーントゥ・ブルチャー・バリーラスト・#9432S。
個人輸入で海外から取り寄せたものだ。
アッパーにクロムエクセルを使用した外羽根式プレーントゥ。
ある意味もっともオールデンらしい靴ともいえる。

幅広サイズが日本には輸入されておらず、仕方なく米国より取り寄せた。
ところがオールデンは日本への直接販売を許しておらず、転送サービス会社を利用して送ってもらう形になった。
少々苦労したのだが、その経緯は以前ここで詳しく書いたのでご存知かと思う。

7ハーフの3Eを選んだが、しばらく履いてみると、僕の足には少々大きいことがわかってきた。
この緩さから判断すると、7の3Eか2Eくらいでちょうどいいかもしれない。
薄い靴下で履くと、踵に指が一本入ってしまう。
ところが、同じバリーラストを使ったオールデンのコードバンのモデルは、8Eなのに何とかなっている。
前後は多少緩めでも、靴の幅が狭いので足に固定されるようだ。

サイズに関しては、どうにも訳が分らない、というのが、正直なところだ。
7.5で大きかったり、8で問題なかったり・・・
硬めのコードヴァンと比べると、クロムエクセルは柔らかいので、素材が伸びるのだろうか。
あるいは製造上の個体差が激しいのか・・・(実はそっちを疑っているのだが・笑)

バリーラストの靴をもうひとつくらい欲しいのだが、これではどのサイズを買うべきか判断がつかない。
試着せずに買うのはある種の賭けである。
通販向きの靴ではない、ということだ。

それでももうひとつ欲しいのは、この靴の履き心地が傑出しているからだ。
多少緩くても、他の靴より快適なのだから凄い。
しなやかで歩き易く、ストレスが非常に少ない。

現在一番のお気に入りで、コレクションの中では使用頻度がもっとも高い。
空港の金属検査に引っかかったことから、内部の見えないところにも、独自のノウハウが詰め込まれているらしいと気付いた。
伊達に高い訳ではないだろう。

クロムエクセルの特質で、表面に少々傷がついても、手で擦るとある程度消えてしまう。
そのため、比較的ラフに履くことが出来る。
仕上げには、現在はサフィール・ノワールのコードヴァンクリームを使用することが多い。
時折艶を抑えたくなって、デリケートクリームやワークブーツ用のクリームを使うこともある。

独特の、このくたびれた外観が、なかなかいいな・・と思う(笑)
一見大雑把に見えるのに、細部を見ると意外に作りが繊細である。
存在感がたっぷりとあり、これぞアメリカンと呼びたくなる。

他の国の靴では、この雰囲気はちょっと出ないだろう。
ある靴店の店頭で、僕が脱いだこの靴を見た店員さんが、さすがオールデンだなあ・・と感心していた。
どこか野暮臭いにもかかわらず、強い愛着を持たずにはいられない靴である。
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