大変な一日 6


D800E + AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

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こうして大変な一日となった土曜日が過ぎていった。
かなり疲れたが、仕事が軌道に乗ると案外スムースに流れ出し、生産もほぼ予定通りに進んだ。
まずはほっとした。

家の人が迎えに来るから、帰りは自分で帰れます・・と話していたパートの女性が、やはり送って欲しいと言ってきた。
ご主人は工務店勤務で、会社から急に呼び出しがあり、出勤せざるを得なくなったと電話があったという。
雪の被害があちこちで発生し、街中が混乱しているようだ。
建築関係、警察、消防、警備保障会社など、この日の大混乱に巻き込まれた人は多いだろう。
カーポートの製造メーカーや自動車修理工場なども、当分の間特需が続くに違いない(笑)

この日の活躍で、その必要性を認めざるを得なくなったのはスタッドレスタイヤだ。
結局、装着している僕の車だけが、唯一の移動手段であった。
社員を迎えに行く時に、深く雪の降り積もった、誰も通った形跡の無い細い裏道を進み、時にスタックしそうになったが、何とか切り抜けた。
装着していない車の多くは、何の役にも立たず、ただの鉄の塊でしかなかった。
機動力の違いを見せつける形となった。

僕の住む地域では、通常、年に1、2回しか雪は降らない。
そのため、スタッドレスタイヤの装着率は低い。
特に不況になってからは、スタッドレスタイヤを買う人が激減したように思う。
買っても使う機会がほとんどないのだから、高いお金を出す意味が無いのだ。

BS製の性能のいいものは非常に高く、しかも僕の車場合ランフラットタイヤなので、専用ホイールも購入する必要があり、4本で20数万円も払った。
それでもスタッドレスタイヤ装着車の活躍ぶりは、それなりに衝撃を与えたようだ。
目の当たりにした社員には、やはり買わなければ駄目なのではないか・・と考え出した者が多い。

今後こういう気候が続くとしたら、生活もそれに合わせて変える必要が生じるだろう。
タイヤやカーポートといった身近なものもそうだが、建物の構造も改装を余儀なくされる。
道路や交通網の不備は、実際に人命を危険にさらした。
気象の変化は、国家レベルでの問題なのだ。
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