昇進


D3 + AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G

大きな画像

いつも車を取りに来てくれるTさんだが、最近は別の人が来ることが多く、顔を見かけないなと思っていたら、店長に昇進したことがわかった。
それで忙しくなって来れなかったのだ。
ああいうタイプの人を店長にする・・という人事にちょっと感心した。

Tさんはメカニックあがりの静かで誠実な人で、いわゆるベテランの営業のように口がうまいタイプではない。
しかし、それこそネジの1本まで知り尽くした豊富な知識を持っており、車の構造に関する質問にも、操縦に関する質問にも、大抵のことには納得のいく詳細な説明をしてくれる。
かなりマニアックな質問にも答えられる。

そのため僕はTさんのことを非常に信頼しており、今までTさんから4台も車を購入している。
長い付き合いである。
傷をつけてしまった時など、こちらの微妙な気持ちを察して、さらりと対応してくれたこともあった。
ああいう人の存在を、メーカーも貴重に思い評価しているのだとしたら、ちょっと嬉しいことである。

ところで車検から返ってきた120iだが、運転した時の感触が驚くほど変わった。
ラムダセンサーという部品が不調になり、エンジンのエラーランプが点灯するというトラブルが過去に何度かあった。
合計3回も部品を交換しているのだが、これはセンサーではなくてコンピュータ本体が悪いのではないかという事になり、今回まるごと新品に交換したらしい。
プログラムも当然最新のヴァージョンに変わった。

そのせいかトルクが太くなった印象で、アクセルオンの反応がやけにいい。
シフトスケジュールにも変化があり、アクセルから足を離すと低いギアを選ぶのでエンジンブレーキがかかる。
Tさんからも、かなり本格的にばらして手を入れたという報告があり、実際運転してみると、まるで新車のようにダンピングの効いた走りをする。
もしかすると以前のプログラムは、僕の下手くそな運転を学習してしまい、だんだんと制御系が悪化していたのかもしれない(笑)

車検の間、古い3シリーズに乗っていたことは書いたが、驚いたのはドアがべらぼうに重かったことだ。
というか、以前同型の車に乗っていた時も、やはり重くて辟易していたのを思い出した。
今の3シリーズや1シリーズのドアは非常に軽くなっていて、ボコッと簡単に開く。
かといってボディ剛性が低いということは無く、走りは申し分ない。
無闇な物量投入はしない・・という時代なのだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )