エアコン


D3X + LEICA APO-MACRO-ELMARIT-R 100mmF2.8 + PN-11

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暑いにもほどがある・・と言いたくなるが、朝夕は多少ましな気温になってきた。
温暖化の影響とはいうが、70年も前の猛暑の記録を破ったということは、こういう現象が昔から時々あるということだろう。
暑くて眠れなくて外に出たら、皆が外で寝いていた・・と亡くなった祖母が語り草にしていたほど、当時も特異な現象だったらしい。

那須はけっこう暑かった。
湿気が多く、家の中は30度以上ある。
しかし、エアコンはない。
古い扇風機を出してきて、その前に座って涼むしかない。
そういう点では、東京の方がずっと過ごしやすい。

さすがにエアコンを買ってはどうか・・という話が出た。
誰と誰の家には、エアコンが入っている、という程度の普及率のようだ。
気密性の高い新しい家や、若者のいる家にはエアコンがあるが、一般の古い日本家屋にはそれほど普及していないのだろう。

異常気象のせいで、こういう暑さがずっと続くのだとしたら、もうやせ我慢をする段階の話ではない。
エアコンを入れざるを得ないだろう。

しかしこの広々とした家が、かえって仇になる。
広めの和室が襖で区切られて何室も続き、その上部は欄間でつながり空気が行き来している。
あれを全部冷やすのは大変なことだし、保温性も悪い。
場所を区切り、限られた場所を冷やすしかない。

住んでいる人々も暑さには弱い。
慣れていないので、それほどの暑さでなくても、ぐったりしてしまう。

江戸時代に日本からロシアに漂着した人たちは、その半数以上がまず恐るべき寒さにやられて、足を凍傷で失ったり、死んでしまったりした。
ところが、その亡くなった人たちは、日本の暖かい地方の出身者がほとんどであった。
住んでいる環境によって、人間の体というものは変わるものなのだ。

異常な暑さが続けば、人々の体も変わっていき、40度以下なら全然平気・・などという日が来るのだろうか。
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