選択肢


D40Xはモーター内蔵のレンズでないとAF撮影ができない。
僕の手持ちでD40XでAF撮影が出来るレンズは、ニコンでは17-55F2.8ズームとVR200mmF2くらいで、それ以外の一般的なAFニッコールレンズはすべてマニュアルフォーカス(フォーカスエイドはきく)になってしまう。
ただしCPUレンズなので撮影モードや測光モードはオートが選べる。
一方もともとマニュアルフォーカスのAiニッコールレンズなどは、フォーカスエイドこそきくが、撮影モードが完全なマニュアルになってしまう。

その中間に位置するのがこのAiニッコール45mmF2.8Pで、もともとマニュアルフォーカスレンズでありながら、CPUを内蔵しているためにオートの測光が機能する。
(PCニッコール85mmF2.8も一部オートがきく)
それでAFレンズのフォーカスリングの情けない感触が嫌な人が、D40系との組み合わせにこのレンズを好んで選ぶのだ。
ただし既に生産終了品である。

現在のニコンのレンズの製品群を見ると、廉価なものも含めてズームレンズのほとんどがAF-Sレンズであり、ズームを選ぶ限り選択肢はかなり広い。
それ以外では、価格的にアンバランスであるが、最新の超望遠レンズがAF-Sである。
通常の単眼レンズでAFが機能するのはVR105mmF2.8マクロくらいだ。
他社のものでもAFのきく単眼はシグマの30mmF1.4くらいしかなく、そのためこのレンズもD40Xとの組み合わせとしてよく選ばれる。

・・・という具合に、D40Xを買うと入門機であるにもかかわらずレンズに詳しくなってしまう(笑)
ファインダーの見やすさも、ある程度マニュアルフォーカスレンズの使用を考えて作られているようだし、やはりベテラン受けすることを意識して企画された高度な製品なのだろうか?(笑)

写真のD40XはReally Right Stuff社のプレートを付けた状態。
どういうわけか同社は今のところD40向けの専用プレートを用意していない。
そこでS3ProUVIR用に使っていた汎用プレートを付けてみたところ、ガタなくピッタリくっついた。
普段は軽量化に徹しているのでこういうものは付けないのだが、週末に紅葉でも撮りに行こうかと思い、一時的に取り付けた次第。
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