新時代


ソニーがついに発表した有機ELディスプレイだが、けっこうショッキングな画質らしく、その場で欲しくなって注文する人が出そうだという話。
広い色域とコントラスト比100万:1というのが効いているのだろう。
デジタルカメラのモニタにも影響大だ。
だいぶ前にもうELの時代だと書いたが、予測が外れてしばらく液晶の時代が続いた。
今度こそその日がやってくるかな?


D3のサンプル画像があちこちのサイトに掲載され出した。
予想以上に高画質だ。
解像度は大したことないにもかかわらず、Dレンジが広いからか、濃厚な描写に思わず見入ってしまう。

正直言うと少々戸惑っている。
高感度での性能が優れているから、機動力の高いカメラという印象があるが、この画質を見ると、銀塩時代の中判や大判カメラにも似た余裕を感じさせる。
手持ちで高画質の写真がバカスカ撮れたり、暗いところで今まで見たこともないような写真が撮れてしまうとなると、写真の世界が変わってしまう。
これからの報道写真がみんなああいう感じになるとしたら・・・
気軽にその辺で撮る・・なんていうあやふやなやり方は、許されなくなるのではないか?(笑)

一方レンズに要求されるものも高く、新しく開発されたFXフォーマット向けのレンズでないと、やっぱり厳しいという話もある。
最初からイメージサークルを大きく設計して周辺部の画質劣化を回避したレンズ・・ということなのだろうか?
専用レンズ込みでの開発だったのでD3の発売に時間がかかったのではないか・・とか、フルサイズと区別してあえてFXフォーマットと呼んでいるのは、今までのレンズでは品質が追いつかないからではないか・・とか、確かに思い当たるふしもなくはない(笑)

そうなると我が家にある70本からのFマウントレンズは大半がゴミと化すのだろうか?
色々なレンズをデジタルカメラで試してみたくて買い集めたのだが、ズバリ王道を行くD3にはそういう気軽さは感じられない。
そもそもD3を使い出したら、古いレンズの実験なんて意味のないこと、やる気が起きなくなるかもしれない(笑)

きっと一方で気楽に撮れる軽いカメラも欲しくなるだろう。
そういう需要が高まるのではないか?
今だったら色合いが良いと評判のD40あたりかな?
ライカM8なんて考えていたけれど、そんなお金があったらFXフォーマットの新レンズにまわした方がいい。

S5 Pro + Ai AF Nikkor 20mm F2.8D
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