日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

ネコもヒトも、バッタを食べる

2014-09-22 09:22:08 | インポート

 漸く、秋の爽やかな空気が感じられるようになった。草ぼうぼうの母の庭を手入れしたり、葉っぱを伸ばして陣地を広げるサツマイモの隙間に、何か野菜の種をまかなければいけない。お遍路さんは、開創1200年の話題の割に少なく、私のところでは暇な日が多く、お蔭で庭仕事に時間をとれる。

 母の家には2匹のメス猫がいる。一匹はおばあちゃん、もう一匹は3歳のピチピチギャルである。私が畑をするときは、ネコも外に出してやる。ギャルネコは小柄でスリム、野性的山猫風の鋭い顔つきをしている。春にはスズメを銜えて帰った。たぶん巣立ちしたばかりでうまく逃げることのできない子供だったのだろう。ネコからとりあげて庭においてやったが、傷が快復して元気に飛んで行ったとも思えない。このごろは、草の中でゴソゴソしてはバッタを捕っている。少し遊んで、ムシャムシャ食べた。バッタには気の毒だけど、これがネコの本質だからしかたない。ネコの血と肉になるのだろう。

 ふと思い出した。私もムシを食べたではないか! 食料豊富な今の時代に、なにもムシを食べなくても・・・。しかしこれを逃しては、このような珍味をいただけるチャンスはないと、おそるおそる口にいれた。

 南アルプスを下りて、長野の宿で、イナゴとハチの子がお膳にのっていた。イナゴは少し固めの食感、これは想像できた。ハチのこは昆虫の幼虫、ウ〇を連想していたので、クリーミーかなと思った。しかし、醤油と砂糖で味付けされた黒いものは、なんとなく蛹っぽい。思ったより固めだった。よかった、これならウ〇のイメージではない。

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夜の献立。

左から、こんにゃくのさしみ、ジャガイモに田楽味噌をからめたもの、茗荷の甘酢漬け、地鶏の炒め物、漬物、イナゴ、ハチのこ佃煮、馬刺し、アメゴの甘露煮、汁は蕎麦だった。

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これがハチのこである。宿の隣の道の駅で、瓶詰めが売られていた。ハチのこはイナゴの倍の値段である。小さな瓶入りが三千円以上する。集める為の人件費の問題かな、ハチは危険を伴う。


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