この頃のニュースの暗いこと。もうすぐお正月というのに、失業者が溢れている。ひとむかし前なら、年末には、雇い主は餅代を従業員に配った。今は約束の雇用期間を守らず、首を切る。経営者は、従業員の暮らしが成り立つように心を配るべきではないのか。首を切る前に、打つ手はなかったのか。どこの家庭でも、いざというときの為に貯蓄するのだが、企業には貯金はないのかしらん。社長は私財を投げ打って、というようなことはしないのだろうか。経営者、正社員、パート従業員、皆で仕事、給料をシェアすればいいのにと、単純に考える。
13日14日、山の会のメンバー3人で、鳥取の大山へ行った。天気予報では雨ということになっていた。上天気の、13日土曜の午後1時に観音寺を出発。天気がもう一日ずれてくれればいいのに。雨の山行か、それとも吹雪か・・・。憂鬱。
夕方、大山麓の駐車場に着いた。キャンプ場はあるが、トイレが閉鎖されている。それで、私達はトイレのある駐車場の隅でテントすることした。テント場でないので、あまりおおっぴらにはできない。
夕食メニューはキムチ鍋。私がリーダーに当たっていたので、手間のかからないように材料はすべて家で切ってきた。年をとると小食になる。アルコールも減る。私も350ミリリットルのビールで充分て感じ。余った鍋は、翌朝ご飯をいれて雑炊にする。
寒くて眠れないのはつらいと思って、たくさん着込んで寝た。シュラフのそとには、シュラフカバーじゃなくて、ホームセンターで買ってきた防災用のあの銀色のシート、あれをかぶった。どんな具合か試したかったのだ。着すぎたせいか、このシートのせいかわからないが、暑くて夜中に3度も目が覚めた。朝シュラフがビッショリ濡れていてびっくりした。私の体から出た水蒸気が結露したのだ。
コンパクトで安価、いつもザックにいれておけば便利だと思う。遭難した時のことを考えて、私はシュラフカバーを持っていくときがある。このシートの方が小さくて、防水だし、いいと思う。丁寧にたたむと、元のようにはいかないが、一倍半くらいには収まった。
夜中、ポツポツと雨がテントを叩く。そのうちザァーザァー降りになった。4時起床、外は霙だ。3センチくらい、シャーベット状に積もっている。カッパを着て歩き始める。雪がちらちらふっている。中腹くらいではお日さんも顔をだした。前日に降ったのか雪もたくさんあったし、風はなく上等の天気だった。行ってみないとわからない、実感した。
6合目の小屋
70代のご夫婦が上りに来ていた。ご主人は大山のヌシのような方、あっという間に追い越していって、頂上を制覇して下ってきた。私も、あのお年まで山に登りたい、と思った。
ぞっとするような急斜面、これを登る人がいるそうな。
こわーい縦走路、でもいつか行ってみたい
頂上の小屋。去年は団体さんがいたりして、小屋は満タンだったが、今年は天気予報のせいか、客は少ない。
麓