日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

キノコ、きのこ、木の子

2013-09-28 22:16:46 | インポート

今日で「アマちゃん」が終わった。私は、ドラマはさほど面白いとは思っていなかったが、水口とかふとまきとか鈴鹿ひろみの演技が噴出しそうなくらいおかしかったので、まあほとんどは観た。終盤で薬師丸ひろ子が振袖姿で潮騒のメモリーを歌ったシーン、釘付けになった。飾り気のない透き通った声、真面目で清純な姿、昔と変わらないなあと思った。音をはずしはしないか、聞く人をハラハラさせるけれど、やはり歌手、まあまあ、うまい・・・。

 ところで気になるのが彼女の前歯、少し不自然では? きれいで大きな歯が目立つ。人工ではないだろうか。芸能人は歯が命、歯並びが悪かったり、虫歯になったりしたらすぐ差し歯にするのだろう。一般人は部分的に差し歯をするので、人工と自前の違いが歴然としている。多少、黄色く茶しぶがついているように見えるけれど、本物の歯は透明感がある。人工で取り繕っても、白すぎてかえっておかしい。本物と区別がつかない歯をつくるのって不可能なのだろうか。全部を差し歯にする勇気はない。お金もない。最近また歯医者に通い始めたので、芸能人、一般人を問わず、人の前歯が気になる。

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山で、キノコや山菜、草花を採ってこれに入れて運べば傷まないかなと、数年前、祖谷で買った背負い籠。しかし、私有の山でなければこんな格好では入れない。廊下の隅で物いれになっている。

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竹やぶの中に白くて大きなキノコがびっしり!

うわーっ、食べたい!

このようにみごとな群生はみたことがない。大きく、厚みがあってきれい、食べられるとしたら大漁だ。

名前はツチカブリかなとおもわれる。

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根元にツボをもつものは要警戒種

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キツネノチャブクロか、タヌキノチャブクロ。ホコリのような胞子が出る前の若いものは食べられるそうだ。

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紫色のキノコ、名前は?

マツタケを嗅ぎ分けられるように犬を訓練する、そういう人いないのかな。


キノコがたくさん採れた

2013-09-27 00:26:53 | インポート

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巨大、シロオニタケ。図鑑には毒とは書いてなかったけれど、食べる勇気はない。

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 里山を歩いているとキノコがいっぱい。見事にふとったキノコ、これが可食だったら、夕食はキノコ鍋で満腹だろうなあ。図鑑を見ても、似たようなのがたくさんあって、可か否か、どうも確信がもてない。多分毒キノコじゃないだろう、食べちゃえ、なんて食い意地の張ったことをすると、新聞に載ったりして恥ずかしい思いをするかも。キノコは専門家でもよくわからないという。スギヒラタケというキノコが、ある日毒キノコになったり・・・。私が見つけられるのはブナハリタケとムキタケくらいである。一度マツタケを採ってみたいものだ。

 大事に持って帰ったキノコは全部捨てた。キノコを、こわさず痛めず持ち帰るには、やはり、背負い籠がいい。実は何年か前、徳島の祖谷で籠を買った。でも、こんなものをしょって山に入ろうものなら、今ならマツタケ泥棒扱いされそうだ。かくして、籠は物いれになって、廊下の端に置かれたままだ。


南岳

2013-09-02 21:18:34 | インポート

 去年はアルプスへ行けなかった。今年は8月上旬に時間がとれたので、何処に行こうかいろいろ考えあぐね、前回のリベンジ、天狗原、南岳方面に決めた。雲ノ平にしようか、湯俣から水晶、読売新道も歩いてみたいなあとか考えたが、日程の都合で、アプローチの便利な上高地からはいる山にした。

 四国はとっくに梅雨明けしてお天気は安定しているが、中部地方では8月に入ってもすっきりしないようだった。私が登ったのは8月2週目だった。「さわやか信州号」が上高地に着いたのは早朝5時だった。天気はあまり良くなさそう、曇っている。一時間も経たないうちに雨がポツポツきた。そのうちシャーシャーと降り出した。ザーザー、とまではいかない。雨は横尾手前で止んだ。それからはずっと天気に恵まれたのである。

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 たらたらとフラットな道を3時間歩いて、ようやく涸沢と槍の分岐点横尾に着く。道は広いのに、何か便利な乗り物はないのかなあ、なんて言うと叱られるかな。山登りにきているのだから。

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 横尾を過ぎると登山道って感じになり、人は少なくなる。

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 前回殺生ヒュッテまで登ってヘロヘロに疲れたので、今回はずっとラクして、槍沢ロッジで泊まる。昼ごろ着いたのだが、結構客はいた。それからどんどんお客が入ってきて、いっぱいの人となった。

 この小屋は、きれいで広々として明るかった。ただ、布団は山小屋独特の、細くて重たいヤツだった。おまけに女性単独登山者の部屋は狭く、上の棚に7人、下にも7人という詰め込みである。上の一番端の私は、夜中にトイレにいきたくなったらどうやって降りるのだろう。梯子までたどり着こうにも、足を置くスペースもない。廊下で寝た方がはるかにマシだ。で、私は談話室をねらっていた。9時の消灯で布団を運び出し、そこで寝たのである。部屋には6,7人そんな人がいたが、もったいないくらいの広さで、思いがけなく快適に眠れた。混んでいる小屋はとても苦手で、いつも人の少ないコースや小屋を選んで山へ行く。私には、久しぶりの満員の小屋であった。

 その日の午後は、ゆっくりと精気を養うべく過ごした。ヘリが何度も荷上げしていた。狭い谷を飛んできて、ポイントでホバリングする。うまいなあ、と感心してしまう。操縦するのって気持ちいいだろうなと思う。

 下の画像、米と生ビール。槍の肩の小屋も、ものすごく人の多い小屋であるが、翌日何度も物資を運んでいた。私が泊まった殺生ヒュッテは、人が少なくて好きなのだが、荷揚げのヘリは来なかった。気の毒なくらい客が少ない。息がつまりそうな部屋で寝るより、ちょっと下方なので槍に登るには余計に時間が掛かるけれど、殺生ヒュッテの方がいいと、私は思うけどねえ。

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 懐かしの、天狗原への分岐。傍の山ガールは知らない人。槍には、素敵なファッションの山ガール、山ボーイ、山バーバがたくさんいる。

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 有名な、池に映る逆さ槍、秋になって雪が融けたらここに現れるのかなあ。

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  ようやく北穂の見える横尾尾根、尾根筋に出た。思わず、「オオッー!スゴイ!」と呟いた。恐ろしいくらいの岩稜のてっぺんに小屋がみえる。後ろの、恐竜の背みたいな連なりは前穂だろうか。過去に、涸沢から北穂の小屋を通過したことはあったが、反対側からの眺めはゾクッとするくらい迫力がある。さすが、アルプス!

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しつこく、アップで。写真では凄さが伝わらない。

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 尾根を這い上がるのは、結構緊張の連続だった。ようやく稜線に出る。上の画像は北方面、下のは南方面。これから南岳へピストンする。

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 南岳の小屋とキレットが見えた。もしかしてキレットを通過して北穂の小屋で泊まれるかなと、来る途中そんな考えが頭をかすめたが、向こうに見える最後の長い岩登り、私の体力では無理、とすんなり諦めた。今朝は4時45分から行動している。心身ともに疲労困憊の状態でキレットは危険だ。お遍路においでたお客さまから「南岳の小屋はいいよ」と聞いている。今度はここに泊まって、翌日キレットをやる、というのはどうかな。

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 踵を返して槍を目指す。まだたっぷり3時間、歩かなければいけない。

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 驚いたのは、あんな場所にテント場がある! 岩場の僅かな隙間を平らにして、設営できるようにしてある。天気がくずれて強風が吹いたら、飛ばされはしないのだろうか。こわい気がするが、なんともかわいらしいのだ。大きな山のてっぺんに乗って、遊ばせてもらっている。

 傍を通ると、若い男女で賑わっていた。楽しそうで羨ましくなった。若いっていいな。

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 私は稜線を歩いている。下に見える小屋が、今日泊まる殺生ヒュッテだ。尾根に乗っている小屋はヒュッテ大槍だ。この小屋もお客が少ないらしい。機会があったら泊まってみたい。

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 大人気の槍ヶ岳山荘。小屋の前のテーブルでは、ビールを飲んだりおしゃべりしたり、大勢の登山者が一日のお仕事を終えて寛いでいた。絶好の天気のもと、先ほど征服した槍を見上げたり、北アルプスの大パノラマを眺めたり、至福のときを味わっている。

 槍はまだ渋滞している。一日のうちのほとんど、そのようである。私は、槍ヶ岳、まだ登っていないにもかかわらず、気力がわかなかった。またいつか機会があれば、渋滞のないとき登ろう。

 その夜、殺生ヒュッテでいっしょになった人の話。ガイドが連れてきていた団体客のうちのひとりが、怖くて梯子が下りられず、長い間待たされたのだそうだ。「山に登りたくてくるのはいいけれど、トレーニングをしてから来なさい。みんなが迷惑している。 」と説教したそうだ。正しいことを代表して言ってくれた。それと、別の件で、落石もあったと言っていた。上にいる人が落とした石が鼻をかすめて、誰か擦り傷を負ったらしい。ひとつ間違えば大惨事である。槍へは、あまり経験のない人が気軽にやってくる。槍に限らず、山に登る時は、上にいる人の動向にも気を付けなくては。

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 殺生ヒュッテでは14人の客がいた。かつてはここも賑やかだったのだろう。小屋は大きい。しかし、客室の半分は倉庫のように使われている。管理人の話、「天気が悪い時だけ、たくさん泊まるよ」

 槍ヶ岳山荘でもヘリが盛んに荷揚げしていた。そうだろう、毎日何百人も泊まるのだろうから。半畳のスペースもらえるんだろうか。殺生ヒュッテはとても静かだった。「寒かったら、布団いくらでもつかっていいよー」と管理人さん。

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 お花も少しは撮ってみよう。コバイケイソウと、下はナントカチドリ。以前は高山植物に飛びついて撮ったものだが、なかなかきれいに撮れないのでどうでもよくなった。私には記録写真で充分だ。花の名前も、覚えようという気もちがなくなった。 そんなことはどうでもいい。全部まとめて花。きれいな花だ、この花珍しいなとか、それで充分。