日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

シャクナゲ、満腹です

2023-05-30 11:18:16 | 日記

 

 かなり前、笹ヶ峰から登ったことのある三傍示山、徳島の野鹿池山方面から行ってみた。山の奥まで民家があるからか、狭い林道がずっと続いている。三叉路などあると、どっちに行けばいいのかわからなくなり、スマホを取り出して調べる。峠のようなところで、漸く登山口の看板を見つけた。この先進めば、立川番所に行くらしい。高知だ。四国山地は分水嶺、徳島と高知の県境である。

 1時間で山頂に着く。名札もなく、こんな杭が立っている。スマホでみると、これが山頂みたいだ。昔、笹ヶ峰から来たときは、笹が生い茂って歩きにくかった。今、どの山もスズタケが枯れたようになっていて、見通しがいい。

 こちらの登山道はとてもよい。歩き始めは植林の急な登りだが、尾根に近づくと自然林が眩しい。シャクナゲも多く、満開。

   

 さて、その二日後、片川からスタート、東膳棚、黒笠山、矢筈山と周回した。歩行距離は10キロ、8時間40分の行動時間だった。距離の割に時間がかかったのは、気の抜けない危険な登りだったのと、下りでやはり尾根を間違えそうになったからだ。久しぶりに足の疲労でヘトヘトになった。

 

 黒笠山と矢筈山の山頂

  

 ここも、シャクナゲ満開、堪能した。縦走路では、満開のツツジが疲れをいやしてくれる。剣山系のツガの森は、やさしくて気持ちが良い。フィトンチッドを思いっきり肺に吸い込む。

 

 一番きつい矢筈直下の登り。

 きつめの山に付き合ってもらうこの山友は、めっちゃ足が強い。道がはっきりしなかったり、藪漕ぎがはいる山行が多いので、いつも私が先に歩くけれど、最期では彼女に先に頂上にたってもらう。私の足が上がらず、速度が極端に落ちるので、抜いてもらう方が気がラクなのだ。ひとりだときっと矢筈にはいかず、ピストンしただろうな。彼女の元気とファイトに、随分助けられている。

 5月は仕事が忙しく、山どころではなかった。久しぶりにたっぷり歩けて、シャクナゲにも満腹。昨日梅雨入りを発表されたが、晴れる日を狙ってまたどこかに登ろう。


ミツバチの群れがやってきた

2023-05-19 10:50:01 | 日記

 民宿岡田のお父さんからいただいたサギソウ、3月に、お父さんの指示どおり、植え替えをした。緑の小さな芽が出た。5鉢に分けたので、ふたつを友人に養子にだした。全員がすくすく育って、花を咲かせてくれるといいなあ。

 

 初めて植えたニンジン、薹が立ちそうだったので抜いてみた。あんなに大きい葉っぱをしているくせに、根っこはとても小さい。せめて、柔らかそうな葉で胡麻和えでもつくるか。

  

 梅の木に、小さな虫が大量にうごめいていた。長さ40センチくらい、縦長に形作っている。ミツバチのようだった。えっ?こんなところに巣をつくる気?大事なミツバチ、駆除するのはいけない。今年は梅は諦めよう、と思いつつ、エンドウを収穫していたら、左掌にチクッと痛みが。小さな棘が確認できた。エンドウに棘はないはず。次にズキーンと痛みが来て、ああミツバチに刺されたんだ、と気が付いた。木にとまっているいる集団の仲間だ。知らないで触ったら攻撃される。気を付けなければ。

 20分くらい後、ブンブン飛び始めた。全員が塊を解いて飛び回っている。怖かったけれど、からだを小さくして観ていた。すぐに彼らはどこかに飛んで行った。

 その日のお客さんにこの話をすると、たまたまミツバチに詳しい方だったので、いろいろ教わった。あの蜂たちは分蜂しているのだった。わたしは知らないが、近くに蜂を飼っている人がいるのかもしれない。群れになってぶら下がっているのをそっとネットで捕まえて、巣箱で飼うのだそうだ。で、このひとかたまりが7万円するとか。

 国産の蜂蜜はとても高価だ。蜂を飼って蜜をいただくのも大変だね。

 


野鳥も忙しい季節

2023-05-12 09:17:59 | 日記

 庭の草とアブチロンを挿してみた。初夏の爽やかな感じ。

   

 4月の終わり、庭に、まだ充分飛べない小鳥がチョンチョンと逃げていった。そばの木の上にも一羽、じっとしている。近寄っても動かない。敵をやり過ごすために固まっているんだな。2メートルくらいまで近づいても動かない。必死で恐怖に耐えているんだなと思うと、愛らしくいじらしい。周りで親が喧しく啼いている。カタカタという鳴き声、ジョウビタキかな、よくわからない。巣立ちのときが一番危険だ。猫やカラスに見つかったらひとたまりもない。地面で逃げ回っていたヒナが心配だ。野鳥はどれくらいの確率で成長になるのだろう。

 あれからしばらく、庭で親鳥の鳴く声や、虫を咥えた姿を見かけたが、今はしずかになった。子供は木の繁みに隠れて、エサを運んでもらいつつ、大きくなってどこかへ飛んで行ったのだろう。


やっちまった!

2023-05-05 07:13:24 | 日記

 ニュースを見ていると、各地の人出の様子が凄い。コロナ前、例年GW3日4日は予約でいっぱいになっていた。私のところも3日はお遍路さんや家族連れで満室だった。8人の食事が終りかけたころ、Nさんという家族4人が来て、「予約しているNです」という。私の記録も記憶もその名前はでてこない。他の宿を見つけることはまず不可能。普段洗濯物を干している部屋を急遽掃除して寝具の準備をした。

 たまたま娘夫婦がその時間に立ち寄ってくれていたことと、食事がほぼ終わっていたことで、何とか切り抜けた。Nさんには、その間待っていただき、部屋も綺麗とは言えないところにぎゅうぎゅうで寝てもらい、本当に気の毒した。もちろん半額にディスカウントした。ご夫婦は、怒りもせず、とても感じのいい方だった。

 毎年、3日と4日は、ダブルブッキングすると大変な事態になるので、緊張して予約をうけつけている。けれどもこのようなミスをしている。通常の日にも、ときどき予約を忘れていることはあるけれど、部屋は空いているので問題は起こらなかった。今回、もし娘たち二人が居合わせなかったらどうなっていただろう。ゾッとする。

  

 お客様の車のダッシュボードにおいてある、父母ヶ浜の駐車予約票。予約制にしないと大渋滞になるだろうなあ。今朝は高屋神社に、通行止めになる前に行ったけれど、そのように考える人が多いはずだから、あの細い道は渋滞しているのではないかな。

 向かいの藤川旅館さんは、高校生のスポーツイベントでもあるらしく、3日間大きなバスが停まっている。食事の支度、大変だろうな。今となっては、私にはこのような団体は無理だ。

 また、老いを感じたGWだっだ。