日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

押し迫って風邪をひく

2009-12-31 21:47:11 | インポート

2009 年も残すところあと2時間、12月中にあと1件はアップしなければとがんばっている。

 一昨日午後からなんだか寒気がした。熱がありそうと思いながら仕事をして、夜測ってみると38度近い。次の日は大阪の娘一家がやってくる。孫にうつしたら大変と、夫に追い立てられるように、病院の時間外診療を受ける。「発熱から時間が経っていないので検査はしない、インフルエンザの薬もだしません」といわれた。漢方薬の麻黄湯を処方された。昨日も、熱は下がらなかった。漢方薬だから効き目が悪いのかな。元日の雲辺寺登山が心配だ。無理して体調を崩したら、4日、5日の団体の仕事がしんどくなる。そしてそのあとの八ヶ岳も・・・。個人的登山なら、初詣は2日か3日に延期する。今回はなぜか、会としての登山になってしまった。リーダーが私なので、中止なら早めに連絡しなくてはいけない。どうしたものか迷っていたが、今日になってやっと37度ちょっとくらいに下がった。明日は登ることに決めた。今日も雲辺寺を越えてきたお客様がいた。今朝は、観音寺では嵐だった。池田では吹雪いたそうだ。明日は雪景色だ。ちょっと楽しみ。

 発熱中も仕事はあったので、結構動いていた。人間て熱に慣れるんだなあと思った。熱っぽいからといって伏せっていたら、起き上がる元気も気力もなくなるんじゃないかな。ずっと動き回っていたら熱に慣れてくるんだ。気力だねえ。とすると、意識外のところで発熱していたケースが何度かあったのかもしれない。アルプスへ登ったとき、頭痛や吐き気、睡眠中ののぼせをかんじることがある。そんな時熱が出ているのかもしれない。ここで病気になってはいけない、なんとしても降りなくては、という気力で快復するのかなあ。

 

P1020651 伊予富士

27日、雪山トレーニングに寒風山へ登った。が、その前の降雪は、すでにおおかた融けたようだ。大山に続き、またしても残念。お天気は最高だったので、ハイカーは多かった。

P1020657 頂上で、ツエルトの中で火を使う練習、カップ麺をして食べた。風がなくてよかった。吹き溜まりでも膝下程度、斜面で歩行練習。

いきなり八ヶ岳になりそう、大丈夫かなあ。

 年末と年始、私は何も変わりはしない。大掃除も、しなくてはいけない、とは思っていない。いつものように仕事をしている。お休みする宿泊所が多いから、うちが店を開けると喜んでいただける。初詣だけは恒例だから、抜かすと気持ちが悪い。まず、家族と私の健康を祈らなければいけない。それと、今年も山へ行けますようにとお願いする。明日ご予約の若い女性一人と、たぶん山道で会うだろう。たのしみだ。


母が救急車ではこばれた

2009-12-26 10:27:07 | インポート

 20日、日曜日の朝、入所先のグループホームから電話があった。寒いけれども、いつものように散歩に出て、帰るなり嘔吐して、冷や汗をかいて、血圧も測れない状態であるので、救急車で病院へ行く、とのことだった。このホームでは、最近脳梗塞で入所者が倒れたそうである。

 私が病院に着いたとほぼ同時に救急車が到着、母は酸素マスクをつけていたものの、そう悪い状態とは思えなかった。脳の疾患が予想されるので、CT検査をし、吐いたので腹部レントゲンを撮って、血液検査、尿検査をした。結果、脳は4年前の画像と比較して縮んでいた。まあ、当然のここといえる。まんなかの部分に、正常より多く水がたまっていて、水頭症といわれたが、何を意味するのか私にはわからない。先生もさほど問題にしなかった。その他の検査も異常はみられなかった。血液検査などはことごとくマルで、額にでもいれて飾ってあげたいほどだ。

 元気を取り戻すと、もうじっとしていられない。点滴の針をいじって

 「これは何かな、こんなものせんでええ」

幾度となく外そうとする。そして帰るといってきかない。先生のお話が終わり、点滴の中身はほとんど残して、早々にホームに連れ帰った。

 母が丈夫なのはわかっていたけれど、そう暢気にもしていられないなあと思った。この間、自宅に連れ帰ったとき、なぜか落ち着かなく、つんのめるようにして、驚くべき早足で歩き回っていたかと思うと、終に転んだ。顔の擦り傷でおわった。母は骨粗しょう症でないので、骨折は免れた。いつ何時、入院という事態になるかわからない。こころの準備をしておかねばと強く感じた。

 経済的には憂うことのない額の年金を貰っているのに、自立した悠優自適の生活がおくれなくなった。好きなことをして、好きなところへ行く、何でもできるはずだった。まだまだ、意味ある幸せな人生をおくれたろうに、何とも残念なことである。


暖冬からいっきに厳冬に

2009-12-19 00:13:41 | インポート

 なんと雲辺寺山の麓のあたりまでうっすら雪化粧している。私が住むこの海辺の町でも、一瞬ではあるが、風花が舞った。

 こないだの日曜は、うちの会恒例の、大山での冬山トレーニングだった。暖かい日が続いていたので、雪は期待していなかった。雨の山行でなければよし、と思っていた。

 いつものように、駐車場の一番奥にテントを張る。スキー場がオープンする前なので、駐車料金はとられない。観音寺を午後8時に出て、着いたのは午後11時である。持ち主は、頂上の小屋で泊まっているのか、車で寝ているのか、数台の車が駐車していた。設営したテントのなかで、少々のつまみとビールで雑談、これが楽しいのかもしれない。あしたのことがあるので早々に切り上げ、シュラフに潜り込む。

 初めてコンクリートの上で寝たときは、寒くて眠れたものでなかった。しかし、最近は慣れたものである。上半身は山用下着、フリース2枚、薄手ダウンジャケット、下半身はズボン下、ズボンが2枚、足元は靴下3まい、そしてスリーシーズンのシュラフと防災シート。

 快適に眠った朝は5時起床、鍋に湯を沸かし、各自持参の朝食をかるく摂る。7時出発である。

P1020610_2 いつもなら、この6合目の避難小屋でアイゼンをつけるところである。

P1020613

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崩壊がすすむ大山はずっとこのように金網をかぶせた道。

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大山キャラボクの中をすすむ。

P1020625 総勢6名の記念写真

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頂上の小屋で昼食

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はるか麓にスキー場がみえる

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霧氷だけが本日の冬景色だ

P1020640

元谷小屋から、近道のつもりで沢沿いにやぶを漕ぐ。が、近道にならず、本来の登山道にもどる。骨折り損のくたびれもうけ。カッパを破りはしないかとハラハラした。

 今、どこの山も大雪だろうなあ。惜しかったなあ。


山の本

2009-12-10 00:12:51 | インポート

P1020170

今夏のアルプス行き、北穂~奥穂縦走のなつかしい写真。

P1020177 穂高岳山荘から見下ろす。

どなたか存じませんが、勝手に後ろから撮ってすみません・・・。

まんなかのが多分、屏風の頭。その向こうは常念岳と蝶が岳。

 滅多に読書しない私が今読んでいる本が、石岡繁雄の「屏風岩登攀記」である。私がこの夏、穂高に登ったというので、友人が貸してくれたのだった。それで何ヶ月も前の写真を繰っている。パノラマコースで見た岩の壁を屏風岩と勘違いしていた。本を読んでいて、横尾から横尾谷を歩いていくと見える壁が本当のソレとわかった。そういえば・・・、左手にすごい岩場があったと記憶している。本を読むと、この目で確かめようと、また行きたくなるので困る。次の夏、行きそうな気がする。

 この本、登攀の専門用語や人名地名がたくさん出てくるし、言葉もやや難しいので、最初なかなかページがすすまなかった。しかしいよいよ登攀の核心部にはいると、事細かな描写に私も焦り興奮し、読むスピードが増していくのである。命賭けの事を成すとき、人は神を思うのだろうか。筆者らが築いた登山史、哲学書としての内容も惹かれるので、是非とも手元に欲しい本だ。