日記

お遍路情報と、日記を綴っております。

南アルプス、聖岳

2014-09-30 23:59:20 | インポート

 土曜日の昼前、御嶽山が噴火したと聞いてからというもの、テレビとラジオのニュースにつきっきりである。私は今年1月に登っている。私が今こうして居るのは運がよかっただけなのか。災害に遭われた方を思うと、他人事のような気がしない。噴火が深夜だったら犠牲者はいなかったろう。選りによって、行楽日和のお昼時とは、御嶽山の神様もなんと意地の悪い。一日も早くご遺体が収容されることを願うばかりである。

 今年8月は雨の日が多く、たくさんの人が登山を断念しただろう。私も本来ならば8月に終わらせているはずのアルプス登山を、9月の敬老の日の連休にもってきた。所属する山の会の計画に便乗させてもらった。漸くお天気も安定し、「待ってました」とばかりに、日本中で行楽にわいていたのではないだろうか。北アルプスでは5人だったか、滑落死している。家に帰ってこのニュースにびっくりしたのである。

 

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南アルプス、聖岳である。小聖岳から聖岳を望む。北アルプスのような岩山ではないけれど、ザレ場の滑りそうで歩きにくい道だった。


ネコもヒトも、バッタを食べる

2014-09-22 09:22:08 | インポート

 漸く、秋の爽やかな空気が感じられるようになった。草ぼうぼうの母の庭を手入れしたり、葉っぱを伸ばして陣地を広げるサツマイモの隙間に、何か野菜の種をまかなければいけない。お遍路さんは、開創1200年の話題の割に少なく、私のところでは暇な日が多く、お蔭で庭仕事に時間をとれる。

 母の家には2匹のメス猫がいる。一匹はおばあちゃん、もう一匹は3歳のピチピチギャルである。私が畑をするときは、ネコも外に出してやる。ギャルネコは小柄でスリム、野性的山猫風の鋭い顔つきをしている。春にはスズメを銜えて帰った。たぶん巣立ちしたばかりでうまく逃げることのできない子供だったのだろう。ネコからとりあげて庭においてやったが、傷が快復して元気に飛んで行ったとも思えない。このごろは、草の中でゴソゴソしてはバッタを捕っている。少し遊んで、ムシャムシャ食べた。バッタには気の毒だけど、これがネコの本質だからしかたない。ネコの血と肉になるのだろう。

 ふと思い出した。私もムシを食べたではないか! 食料豊富な今の時代に、なにもムシを食べなくても・・・。しかしこれを逃しては、このような珍味をいただけるチャンスはないと、おそるおそる口にいれた。

 南アルプスを下りて、長野の宿で、イナゴとハチの子がお膳にのっていた。イナゴは少し固めの食感、これは想像できた。ハチのこは昆虫の幼虫、ウ〇を連想していたので、クリーミーかなと思った。しかし、醤油と砂糖で味付けされた黒いものは、なんとなく蛹っぽい。思ったより固めだった。よかった、これならウ〇のイメージではない。

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夜の献立。

左から、こんにゃくのさしみ、ジャガイモに田楽味噌をからめたもの、茗荷の甘酢漬け、地鶏の炒め物、漬物、イナゴ、ハチのこ佃煮、馬刺し、アメゴの甘露煮、汁は蕎麦だった。

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これがハチのこである。宿の隣の道の駅で、瓶詰めが売られていた。ハチのこはイナゴの倍の値段である。小さな瓶入りが三千円以上する。集める為の人件費の問題かな、ハチは危険を伴う。


トライアスロン、応援する

2014-09-10 08:49:59 | インポート

 先週、大学生たちがたくさんこの町にやってきた。トライアスロンの大会が、今年も観音寺でおこなわれた。

 恒例のように、ここで競技をやってもらえるのは、駅から歩いて20分という距離、宿泊所も結構ある、スイム、バイク、ランのコースも使い易い、といった好条件を備えているからだろうか。大会運営者も選手も受け入れ側も、もうすっかりこのイベントに慣れているので、すべてがスムースにはこぶのである。いつもうちに泊まる学生さんたちは、うどんが大好きで、毎日、「今日は何処のうどんへ行こうか」なんて、私よりうどんやさんについては詳しい。ある日、彼ら、観音寺の札所のなかの売店、「梧桐庵」へうどんを食べに行くというので、

 「エッ、あれは土産物屋でしょう。うどんを売っていたとしても、手打ちじゃないんじゃないかな」

感想を聞くと、

 「いやぁー、美味しかったッス。いままででサイコー、サービスもサイコー。」

 「なんのサービスがあったの?」

なんと、うどんをタダにしてくれたという。選手で来ている大学生とわかって、お接待してくれたようだ。総勢8人、彼らのことだから大盛りを注文したに違いない。うどんやのおばさん、太っ腹だなあ。今度私も食べにいこ。どんなおばさんか顔を見てみたいし、私からもひとことお礼を言いたい。

 町を挙げて、この大会と学生を歓迎しているのである。普段年寄ばかりの静かな町が、この時期だけ元気な若者であふれるのだから。

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会場の有明浜

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 スイムが行われる浜まで行くと、今年は近畿大学の応援団がきていた。去年は確かいなかった。よく見ると、応援団に学ラン着た女の子がひとりいる。初めて見た、女の子も応援団やるんだ。

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 四国も天候不順で、当日のお天気が心配されたが、夜明けとともにお日さんが照ってきた。前日は雨が降ったので、河口では泥水である。しかし海は青くてきれいだ。

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 ランのコースは松林の中なので、応援する者にとってはとてもありがたい。何処で応援しようかなと歩いていると、夫のおじさんが自宅の前で元気に応援しているのを見つけた。私もここで見ることにした。おじさんは女子のレースも応援した。声援をたいそう喜んでくれたそうである。

 「ニイチャン、がんばれよーッ」

 「〇〇大学、暑さに負けるなよーッ」

大きなよく通る声で叫ぶのだから、周りも爆笑である。

通りがかりの女性に

 「オバチャンもガンバって!、ハハハッ」

声をかけられた奥さん、びっくりして笑う。

周囲を笑わせる、天性の才能を持っておられるおじさんである。おじさんの声援で元気が出た選手も多かったのでは? 私もいっしょに、最後まで面白おかしく、楽しく、応援できた。おじさん、お疲れ様、喉は大丈夫ですか。


デング熱

2014-09-05 18:54:22 | インポート

 相変わらず晴れる日が少ない。

 今年、母の家の畳を新調し、障子と襖も張り替えてもらった。母はこの間90歳になった。3年前に転んで骨折してから、寝たきりになり、痴呆もすすみ、私を認識できるかどうかもわからない。話しかけても反応はなく、懐メロのカセットを聞きながら、硬直した手足をマッサージしてあげるだけである。高齢ゆえ、いつ何が起こってもおかしくない。帰らぬ人となったとき、住み慣れた我が家に帰って、長年お世話になったご近所の方々にお別れをしなくてはいけない。

 ところが、3週間ぶりに、仏壇をおいてある座敷に入ってみてびっくり。この間まで新しい畳のにおいがすがすがしかったのに、うっすら、緑色のカビが、敷かれた座布団や座卓の下に一面にはえている。そっと掃除機で吸い取って、晴天を待って雑巾で拭くことにする。築40年の家だから床下は土である。20年くらい前、母は床下に、換気扇をに業者に取りつけてもらっている。しかし、この雨続きでは、それも役にはたたないのだろう。

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私の畑の収穫物。胡瓜を取り忘れ、巨大化した。スーパーでは、胡瓜が一本百円近くで売られていた。ゴーヤは肥料が足りないのか、10センチどまり。

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ついでに、籠におさまったコロちゃん。

 代々木公園でデング熱に感染したというニュースが毎日報道されている。公園は立ち入り禁止になっているが、片隅でテント生活をしていた人たちはどうしたのだろうか。彼らも当然感染しているだろうなあ。とすると、公園で生活しているとウィルスをもった蚊はどんどん増えることになる。やはり、どこかに移って、蚊がいなくなるまで待たなくてはいけないと思う。気の毒に。感染したひとは、それ以上の感染を防ぐために、隔離治療する必要があるんじゃないかな。ホームレスの人たち入院しているのかな、なんていろいろ考えている。

 公園からウィルスを運んだ地方で、流行らなければいいけれど。最新のニュースでは、公園にも海外にも行ったことのない人が罹ったという。全国でウィルスがいるかもしれない。母の家では、ちょっと畑に出るだけで蚊の大群に襲われる。無防備な私は、何か所も刺されている。まさかウィルスをもったのはいないと思うが。

 疑問点、蚊が卵を通じて子孫にウィルスを伝えるということはないのだろうか。あるとすれば、ウィルスはどんどん増えるはずだ。公園内の蚊で、ウィルスをもっているものはほんの何パーセントらしいから、吸血して増えるだけなのだろうか。蚊の寿命はそう長いとは思われないから、刺されないように気をつければ治まると思うのだが。

 公園を殺虫駆除するというのが気になる。ほかの生き物に影響のないようにしてほしい。